人生どれだけお金を稼いだとしても、結局の所、寂しい心はお金では埋まらない。
だから、寂しい心を解消させようとして、お金を使って満たそうとする。
その時、私たちは勘違いする。それは寂しい心を癒そうとして、まわりの人に如何に自分は価値のある人間なのかを認めさせようとする。
でも、価値を認めさせればさせるほど、自分の中にある価値のない自分をさらけ出せなくなる。
いつも自分を格好つけて、良く見せて、価値のある人間なんだと見せる為に自分を取り繕う。
職場でも、家庭でも取り繕い、本当の自分を隠す。
その為、どこへ行っても寂しさを抱えながら生きるようになる。
強い自分の奥に本当は弱い自分がいる。
その弱い自分を受け入れてもらいたいと思いながら、それでも強い自分を見せるから、まわりの人は強い自分だと思って頼ってこられる。
いつもいる所なのに、そこでは安らぎがない。
だから、お金を出して気を使ってもらい、安らぎを得ようとする。しかし、そこでも、強い自分を認めてもらおうとしてしまう。
どこへ行っても、弱い自分をさらけ出すことができないまま、寂しい心を誤魔化しながら、生きることになってしまうのです。