人生とは、驕慢山を登り、降りてゆく。多くの人はただそれだけの為に生きています。
でも、驕慢山を登ることは楽しい反面、降りることは苦しいので、現実に今まで得たものを失ったとしても、失ったと認めることができず、現実を否定してしまう。
その為、現実を受け入れることができないから、ボケる人が出てくる。
歳を取ると、出来ていたこともできなくなる。一人で出来ていたことも、人に頼らなければできなくなる。
でも、その現実を見たくなくて、できる所に立っていたいから、ボケてしまう。
ボケたくないなら、現実を受け入れて、失ったものは元には戻らないと受け入れて、残ったものだけでも大事にすることが必要になる。
自分でできないことは、頭を下げてやってもらう。自分の現実が見えたなら、不満なんか言えない。
人は高い所に立っているから、やってもらいながら、思い通りにならないと不満が起きる。
自分は驕慢山を降りているんだと思えば、どんなに思い通りにならなくても感謝して生きてゆける。
残ったものを大事にしてゆけば、ボケることもない。もちろん物忘れは多くなるかも知れないが、今の自分に合わせてライフスタイルを変えてゆくだけ。
例えば、忘れることが多いならば、記憶に頼らず、メモしようと思うようになる。
できないなら、できないで、何かで補って生きていってらいい。
でも、ボケる人は自分のライフスタイルを変えようとしない。いつまでも若い頃の自分のままで生きてゆこうとする。
その為、それができない現実が見たくなくてボケることで現実を誤魔化してしまうのです。
驕慢山を降りてゆく自分を如何に受け入れるか。
それが大事ですね。