人生には誰でも平等に時間という財産をもらう。
この財産をどのように使うかは、一人一人自由に決めていい。
でも、出来ないことがある。それは貯めておくことです。
時間という財産は毎日確実に減っている。大切に使っても、無駄に使っても、平等に一日という時間が無くなってゆく。
多くの人は自分の時間が如何に大切なものかを知らず、欲を満たす為に時間を使ってしまう。
欲を満たすことは何も生み出さない。ただ楽しかったという思い出を残し、その代わり膨大な時間を失う。
しかも勿体ないと思うことなく、財産を失ってゆく。
考えてみたら、人生の中でどれだけ欲を満たす為に時間を使っているだろうか、そして、どれだけ欲の為に時間を使っても無駄遣いをしたと思わないのだろうか。
きっと欲に流れても平気な人は自分の時間の価値が低いのだろうと思います。
高くなれば、こんな不毛なことに時間を使うことが如何に勿体ないことであるかと感じる筈です。
そう言えば、菩薩は休むことなく衆生のために働き続けるという。
それはそれだけ時間の価値が高いのだろうと思わずにおれません。
私も時間の価値を感じて、価値のあることに時間を使ってゆきたいなと思いました。