死んでも楽にはならない | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

私たちは誰しも海のような認めてもらいたいという心を持っている。

それは認めてもらうことによって自分はここに存在していると感じるからです。

みんな自分を感じたいと思って生きている。

ということは、みんな生まれてくる前は、自分が存在しているのに、自分を感じられない世界にいたとしか思えません。

みんな死んだら、この自分のまま魂が抜けて、次の生に生まれてくると思っているが、今、自分だと思っている自分は、仏教では我と言われ、生まれて出来て死んでなくなるものだと教えられている。

死んだらどうなるか?

それは生きている時に自分だと思っている我が崩され、今まで自分だと思っていなかった感情が顔を出す。

私たちはこの感情を自分だと思えず、顔を出す度に否定する。

だから、死んで感情が顔を出すと、その感情を否定せずにはおれない。

その為に、死後は激しく苦しむ。

でも、この苦しみもまだマシな方で、こんなに苦しいから消えて楽になりたいとさらに否定すると、魂さえも崩れてしまう。

そうなると本当の地獄が始まる。

もう二度と人間に生まれることはなくなり、バラバラになっては、他の魂とくっつき、様々な生に生まれ変わり死に変わりを繰り返す。

死んで楽になることはない。

死んだ方が楽になると思う心が恐ろしい心なのです。