多くの人は、幸せになりたいと言いながら、本当は幸せになりたいと思っていない。
幸せになりたいのではなくて、責められないように生きているだけなのです。
いつも心の中に間違ったことをすると責めてくる鬼がいて、その鬼に責められないように自分の思う正しいことをしている。
そして、正しいことをしたら責められる不安から逃れられると思って、責められなかったら安心だと思って生きているのです。
でも、どんなに責められなかったとしても、それで幸せになれる訳ではない。
そもそも幸せを求めて生きているのではないので、責められない安心はあっても幸せではない。
幸せを知らないまま、生きてゆくしかないのです。