無常は突然やってくる。
何の前触れもなく、その当人が安心している時に、突然目の前にやってくる。
私たちは無常が来る前には、何か前兆があると思っています。
今から来るぞ、気をつけてという風に身構えることができると思っています。
だから、前兆が来る前は、無常なんて来ないと思って安心して生きています。
しかし、その身構えることもできない状態で無常が襲ってくる。だから、その衝撃はもろにくらう。
真実は無常はいつやってきてもおかしくないのが、この世界。
だから、何の前触れもない時から無常がやってくるんだと身構えて生きてゆかなければなりません。
でも、私たちはすぐに安心してしまう。
どんなに無常を経験しても、大丈夫だと安心するのが人間。
だから、いつも無常は突然やってくるのです。