私たちは考えてみたら、勝他、名聞、利養の煩悩を満たす為に生きている。幸せとは、少しでも煩悩を満たすことであり、より多くの煩悩を満たした人が幸せな人だと多くの人は思っています。
そんな中、仏教だけが煩悩を満たすほど苦しむと教えられます。それは煩悩を満たすほど、驕慢山を登ってしまい、少しでも軽く扱われると苦しむからです。
だから、煩悩から離れなければ幸せにはなれないと教えられます。幸せとは、馬鹿にされないような人間になることではなく、馬鹿にされることにとらわれない人間になること。そんな人間を目指して進んでゆきたいですね。