人間にとって最も大事なものは人間の心。この心が無くなってしまうと、他人の心が分からなくなり、どんなに他人の心を傷つけたとしても、何とも思わなくなる。思わないというよりも、何も感じない。自分の心が傷ついても気づかないし、相手の心が傷ついても平気。
ただ自分が責められないように動くだけ。その人にとって自分が責められないように、いつも言い訳をして、正しい所に立つ。だから、接する人は自分の気持ちを受け止めてもらえないので、無力感を感じ、その人から離れてゆく。
その人は自分の中では正しい所に立ちながら、まわりの人から嫌われ、人が去ってゆく。
どんなに自分の中で正しくても、人の心が分からない人は孤独になる。大切なものを失った人は、責められないようにしながら、一人ぼっちの道を進んでゆくしかないのですね。