自力称名のひとはみな自力称名のひとはみな 如来の本願信ぜねば うたがふつみのふかきゆゑ 七宝の獄にぞいましむる自分の唱えた念仏をあて力にして、そこに価値を置いて、自分を善人の立場に置いている人は、自分の中にある悪を否定しているから、どんな極悪人も救うという阿弥陀仏の本願を疑っている。この疑う心の罪が深いから、いつも悪をしてはならない、善をしなければならないという善悪にとらわれて、本当に自由な世界に出ることはできないのです。