超世無上に摂取し 選択五劫思惟して 光明・寿命の誓願を 大悲の本としたまへり
阿弥陀仏の本願の救いは阿弥陀仏が五劫もの間考えられ、どうしたらどうしたらと悩まれた願。そこで人々を救う為には、智慧と慈悲の二つの心で導くしかないと知らされ、実際に時間をかけ導いてゆかれた。阿弥陀仏に救われた人は、その阿弥陀仏の御心を自分自身で知らされてゆく道。人々を導く為には、導くものが時間をかけてでも智慧と慈悲を身につけるしかない。それがどんなに困難でもやるしかないと求めてゆくのが、この世を越えた教えであり、善知識が困難な道を求めてゆくからこそ、その教えを聞いているものも救われてゆくのです。