源空光明はなたしめ 門徒につねにみせしめき 賢哲愚夫もえらばれず 豪貴鄙賤もへだてなし
源空上人のお体から光明が放たれて、門徒はそれをつねに見せられている。それは阿弥陀仏の救いは賢い人も愚かな人も選ぶことなく、金持ちも賤しいものも隔てない救いだということを明らかにされた。
阿弥陀仏の救いはどんな相手も隔てない。それは私たちも人を賢いとか愚かだとか、金持ちか賤しいものかによって差別しないということです。私たちは差別から苦しみが起きてくる。自分はあの人よりも下だと思って、自分のことをダメだと思って否定する。でも、阿弥陀仏の前ではどんな人もただの救いを求める凡夫。人に差別はありません。阿弥陀仏の救いを信じることによって、どんな人も差別することなく、同じ人間と見ることができるようになるのです。