世世に善導いでたまひ | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

世世に善導いでたまひ 法照少康としめしつつ 功徳蔵をひらきてぞ 諸仏の本意とげたまふ

世の中に善導大師が現れて、その教えを法照少康が伝えられ、善導の教えが脈々と伝えられていった。その教えとは、阿弥陀仏に救われるには、まず二河白道を進まなければならないというものであり、それによってすべての人を浄土へ導きたいという諸仏の本意を遂げることができたのである。

善導大師と言えば、念仏を教えられた人と言われているが、ただ南無阿弥陀仏と唱えることが念仏ではない。念仏を唱えるということは、まず二河白道を進まなければ、念仏を唱えても浄土に往生することはできない。

二河白道とは、都合の悪い現実から目を逸らさずに向き合い、そこにある唯識を知ること。でも、私たちは我を崩したくない為に現実と向き合うことをしない。この現実と向き合うことを教えられたのが善導大師。嫌なこと苦しいことが起きるのは、現実が見えるから、そこから逃げず向き合う為に唱えるものが念仏。仏を念じながら、二河白道を一歩一歩進んでゆかなければならないのです。