私たちは楽がしたいのに、まわりで楽をしている人がいると、その人のことを心で責めてしまう。でも、楽をしている人を責めると今度は自分が責められないように楽ができなくなる。本当は楽がしたいのに、楽をすることが何か悪いことをしているように感じられて楽ができなくなる。
それでまわりに楽をしている人がいると、自分は楽ができないのに、楽をしているから、妬ましくて責めてしまう。そうして、責めるから、ますます楽ができなくなって頑張り続けなければならない。
じゃあ、どうしたらいいのか?
それは楽がしたいからこそ、楽をしている人を許してあげる。誰かが楽をして、その分、自分の仕事が増えたとしても、気持ち良くその仕事をやってあげる。それは楽がしたいから。矛盾のようだけど、楽がしたいと思ったら、他人から仕事を押しつけられたとしても、気持ち良くやる。それで相手が楽をしていると思っても、楽をしている人を許してあげる。
そうしなければ、自分が楽をした時に責められているように感じてしまうから。楽をしたいからこそ、楽をさせてあげる。それは他人のためにするのではなく、楽をしたいという自分の願いを叶えるため。
自分が他人のために気持ち良くやれば、他人のためにやる人の気持ちが分かる。だから、今度は自分が楽をした時に相手はどんな気持ちになるか分かるから、自分が楽をする為にどんなことをすればいいか分かる。そして、自分がどうしたら楽ができるか、素直に考えてゆくことができる。
楽をしたいからこそ、自分が気持ち良く他人の分まで仕事をする。それが大事ですね。