人を大事にする | 幸せのこころとかたち上田祥広のブログ

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人はどうしたら幸せになれるか。なぜ苦しまなければならないのか。お金や地位や名誉をどれだけ手に入れたかを問題にするよりも、自分がどうしたら幸せになれるかを問題にして生きてみませんか。

人を大事にするとは、どうしてらいいか?

相手の望むことを何でもしてあげることが相手を大事にすることになるのか?

私はどんなに相手が望んでいることを気持ち良くやったとしても、自分自身が相手との時間を大事にしたいと思う心がなかったならば、それは大事にすることにはならないと思います。

では、どうしたら大事に思う心が起きるのか?

それはまず自分自身が他人から何をしてもらいたいかに気づくことが大事です。

親鸞聖人は愛欲の広海に沈没しと言われているように、人間とは愛欲の塊。自分のことを大事にしてもらいたい、認めてもらいたい、愛してもらいたいという心が愛欲の心。

だから、自分が認めてもらいたいからこそ、まず、自分が望んでいることを相手に与えてあげる。自分のことを見てもらいたい、声をかけてもらいたいと思うからこそ、自分が相手のことを見てあげるし、声をかけてゆく。そうしてら、相手に与えている筈なのに、自分の方が愛欲が満たされる。つまり、与えているつもりなのに、自分の方がもらっていることに気付く。だから、相手との時間がかけがえのない時間に感じて、その時間を大事にしたいと思うようになる。

人を大事にするとは、相手との時間を大事にすること。相手も愛欲が満たされるし、自分も愛欲が満たされる。そんな時間は大事にしたいと思う。そんな大事にしたい時間が増えてゆくことで、私たちは相手のことを大事に思うし、大事にしてゆくことになるのだと思いました。