幸せのこころとかたち
ダメだ、ダメだと否定する人
他人のことをダメだダメだと否定する人は、自分に対しても、これはダメた、あれもダメだと否定する。
自分の中に神のような絶対的な存在がいて、いつも自分を見下ろし、責めている。
だから、そんな人は何かをコツコツやって積み上げてゆこうとは思わない。
それは何かする度に自分の中にいる神がお前はこんなことをして何の意味があると否定するからだ。
そして、その人は自分も神のような絶対的な存在に憧れる。みんなから認められるような価値のある人間になりたいと思う。
でも、頭では自分は価値のある人間になりたいと思いながら、現実にはそれに向かって努力しない。自分は本気を出したら、きっと凄いことができると思いながら、時間だけが過ぎてゆく。
そして、歳を取ってゆく。
どうしたら自分の中にある神を取り除くことができるのだろうか。それができなければ、この人の苦しみは永遠に離れることはない。