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shiratsuyuのひとことがたり

宝塚観劇や読書の備忘録としてひとこと感想を

一昨日、東京宝塚劇場 星組公演『霧深きエルベのほとり/

ESTRELLAS』観てきました。

 

前回、雪組公演『ファントム』以来約一ヵ月振りの宝塚観劇。

 

久しぶりに宝塚を観れることに胸が弾みましたはーと

 

いくら家で、テレビで楽しもうとDVD(私はほとんど見ないのですが)を楽しもうと、この劇場に来るという楽しみがかけがえのものであると強く思います♪*

 

劇場の中に入るという特別感が私を幸せにしてくれますラブ

 

劇場のみならず、博物館・美術館・図書館といった箱物好きの私です。

 

特に劇場は席に座り緞帳を見てるだけでワクワクしますよね口笛

 

ハイ!星組公演観てまいりました。

 

お芝居『霧深きエルベのほとり』です。

 

公演プログラムに1963年月組公演プログラムの作者菊田一夫氏の言葉が載っていました。

 

その中に“新聞で、『何某家の令嬢と、船員あがりの某君が恋におち、親の反対を説き伏せ芽出度く結婚し、ハンブルグ市の話題になっている』との記事を読み面白く思いこの物語を書いた”とありました。

 

それならカールとマルギットが結婚するハッピーエンドの物語なら良かったのになぁと思いましたキョロキョロ

 

紅ゆずるさん演じる船乗りカールと綺咲愛里さん演じる深窓の令嬢マルギットの恋が今一つ心に響いてきませんでしたショボーン一夜を共にして恋に落ちた?本当に二人は想い合っている?マルギットはカールに家を継いでほしいと思っている?カールは手切れ金を受け取ればマルギットが諦めてくれると思うの?カールの辛さがちょっと伝わってこなかったなしょんぼり

 

主役二人より、琴ちゃん(礼真琴)演じるフロリアンとくらっち(有沙瞳)演じるシュザンヌの二人。姉のフィアンセと分かっていながら好きになるシュザンヌとその気持ちが分かっていながら受け入れられないフロリアン。シュザンヌの悲しみや辛さがビンビンと伝わりましたえーん

 

それと二人ならカールとはるこさん(音波みのり)演じるアンゼリカとの悲しい別れも胸を衝きますね。カールに言い訳したいアンゼリカと、アンゼリカの幸せを願いながら別れるも忘れることができないカール。この紅さんカールとはるこさんアンゼリカがとても良かったうるうる

 

ビア祭場面で大盛り上がりに始まったところは引き付けられましたが、終わったら普通だなと思ってしまいましたおじぎ

 

『ESTRELLAS』は次回にグッド!

 

私が申し込みをする宝塚チケットの一つにコープみらいがあります。

 

前回月組『エリザベート』も、今回花組『CASANOVA』もどちらも貸切公演で往復はがき申込みしました。

 

『エリザベート』に続き『CASANOVA』も落選しましたショボーン

 

“選外”通知はがきに全券種平均倍率3.4倍、SS席倍率21倍と書かれていました。

 

『エリザベート』の時は全券種平均倍率3.5倍、SS席倍率22倍でした。

 

倍率そんなに変わんないびっくり

 

生協組合員で宝塚好きの人は演目関係なくきっと申し込むんですね。

 

期待しながら往復はがきに記入するのですが、当選はなかなか難しいですねえーん

 

そうだ!年賀状の書き損じと残りを往復はがきに替えてこなくちゃ走る人

 

 

 

 

2月4日 宝塚大劇場 星組公演千秋楽クラッカー

2月8日 宝塚大劇場 花組公演初日はーと

2月10日 東京宝塚劇場 雪組公演千秋楽♪

宝塚ファン大忙しの日々でしたね。

 

でも私はどれにも関わりなく、ちょっと暖かいだの、チョー寒いだの気候だけを気にして生きていましたガーン

 

2月の観劇予定が、22日星組公演『霧深きエルベのほとり』と、28日OGあっきょんさん(亜聖樹)ご出演三越劇場『星の王子さま』の2つだけチョキ

 

どちらもすごく楽しみなのですが、ブログアップには寂しすぎますよね真顔

そんなことを考えながら今朝新聞を読んでいたら『週刊朝日』の広告が目に飛び込んできました。

“宝塚歌劇団に戻る大人女子”のタイトルで

*年間100万円使う

*宝塚友の会会員ランク付け

*年100回観劇

等々の記事内容みたいですびっくり

 

年間100万円ってどんだけお金持ち¥

 

会員ランクもダイヤモンドでチケット難関係なしなんでしょう宝石白

 

こんな方たちが宝塚ファンなのか!!

 

なんか自分が哀れっぽく思えてきましたショボーン

 

劇団としてもこんなファンが付いていれば万々歳なのでしょうねOK

 

図書館で読んでこよーっと本

 

2月になりました節分

 

2019年も早いものでもう1ヵ月が過ぎてしまいました。

 

早いと感じるのはトキメキがなくなったから(by チコちゃん)

チコちゃんに叱られるぐらいボーっと生きているもんなぁ笑い泣き

 

読書も例年と変わりなく1ヵ月5冊のペースだし本

 

白内障手術後、眼鏡が無くては本が読めなくなってしまいストレスを感じ続けていますがペースって変わらないものですねあせる

 

1)門井慶喜著『銀河鉄道の父』

去年の終わりに読み始め、今年になって読み終えました。

第158回直木賞受賞作

宮沢賢治の父親政次郎の物語。

岩手・花巻で質屋を営む政次郎。地元の名士でもあり篤志家の政次郎から語られる賢治の人物像。

賢治を愛し応援し守っている政次郎は父親としての愛情にあふれている。が、いつまでも親を頼る賢治に腹を立てに自立を願う政次郎。

人造宝石や宗教などに関わる賢治。賢治のことをすごく知っていたわけではありませんが、私の中での賢治像が少し壊された気がしました。

だからいつの間にか賢治より政次郎に味方しながら読んでいました。

自分より先に子が無くなるのは何より辛いですが、賢治が亡くなってから早い時期に世間に認められ、今までずっと変わりなくその作品が愛され続けているのは、政次郎にとって幸せなことですね。

ちなみに、私の好きな賢治作品は『よだかの星』です。

 

2)川上途行著『ナースコール』

リハビリテーション病院で働く南玲子は看護師2年目。いまいちやる気がわいてこなく日常の業務を全うするのに精一杯。

リハビリテーション科は医師を頂点に看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がチームを組み治療にあたる。

リハビリテーションの最大の特徴が病気を治すことでは無く、病気で失われた機能を回復させること。そして、薬やメスではなく人の手で治すこと。

4月から産休を取った医師に変わって小塚太一が就任。

小塚医師が就任したこと、小塚医師の取り組みを知ること、小塚医師の考えを知ることで、玲子の気持ちがだんだんと上を向いていき、患者対応にも、リハビリテーションの看護師としても喜びややりがいを知り成長していく。

イイです!若者の成長物語は楽しいものです。

 

3)ほしおさなえ著『活版印刷三日月堂;雲の日記帳』

同シリーズ第4作目。ついにきました完結編。

第1話:星をつなぐ線

私立のプラネタリウム「星空館」のリニューアルオープン記念として45年前に作った星座早見盤の復刻版を作りたい村岡深雪。担当の本町印刷営業部長田に相談。その星座盤は木口木版(こぐちもくはん=木の幹を横に切って作った版木)で作られてもので、その印刷で長田は後輩島本悠生に相談。そこから月野弓子の三日月堂へと話が繋がっていく。

第2話:街の木の地図

大学のゼミで、春休みに3人ずつのグループに分かれ雑誌を作るという課題が出る。草壁彰一・安西明里と同グループになった豊島つぐみ。テーマは“川越の街”。あまり親しくしていないメンバーにテンションの下がるつぐみ。それぞれテーマを考えてきて川越取材をすることに。

つぐみはアルバイトをしている「星空館」で復刻版の星座早見盤を見て活版印刷に興味を持つ。その活版印刷三日月堂が川越にあることを話すと草壁くんと安西さんも興味を持った。さてどのような雑誌が出来上がるのか・・・。

第3話:雲の日記帳

ゼミで作った雑誌の販売場所として古書店「浮草」の空きスペースを使っている。その「浮草」の店主水上。彼は毎月入荷した本の紹介としてリーフレット浮草だよりを出し、そこにあとがきとして雲日記を執筆。大学時代の友人岩倉がその雲日記を本にしないかと尋ねてくる。逡巡する水上。弓子も雲日記のファンで水上の後押しを・・・。

第4話:三日月堂の夢

桜咲く春。岩倉が三日月堂を訪ねてきて、水上が雲日記を本にすることを承諾したと、その本を活版印刷で三日月堂で作りたいと話す。

本を活版印刷で作るのは大仕事。考えに考えた末悠生の後押しを得、仕事を受ける弓子。文選・組版・校正、印刷の後は製本。黙々と作業が続いていく・・・。多くの人が協力を申し出てついに完成!

悠生は弓子に一緒に三日月堂をやっていきたいと申し出、「あなたと生きていきたい」と告白。「私もです」と受ける弓子。良かったラブ

どのお話を読んでも胸が温かい想いでいっぱいになり涙が溢れてくる。

なんとやさしさに溢れた小説だっただろう。

登場人物を思い浮かべながら川越の街を歩いてみたい。

 

4)東野圭吾著『マスカレード・ナイト』

『マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』と続くマスカレードシリーズ第3弾。

『マスカレード・ホテル』でコンビを組んだ警視庁捜査一課刑事新田浩介と前作ではフロントクラーク今作ではコンシェルジュに昇格した山岸尚美が再び登場。

前作でとてもイイ感じになっていた2人。恋人同士になって登場かと思いきや、前回事件よりお久しぶりの再会ということで物語がスタート。

警視庁に、12月31日ホテルコルテシア東京で行われるカウントダウンパーティ会場に殺人事件の犯人が現れるとの密告状が届く。

ホテルコルテシア東京は前作の舞台だったところ。

新田はまたもフロントクラークに化け潜入捜査を行うことに。

大みそかの夜マスカレード・ナイトのパーティー会場で、仮装しはしゃぐ人々の中から犯人を見つけ出すことができるのか?

スイスイ読み進め、コンシェルジュ尚美の万能の仕事ぶりを挟みながら、最後は無事事件解決となるのだが、犯人や殺害動機、密告者の供述などはいまいちの感じを受けた。

新田と尚美の冷めた関係も残念な感じがした。

 

5)蒼月海里著『地底アパート入居者募集中』

大学生になってもネットゲームばかりしている葛城一葉は、実家を追い出され不思議な賃貸アパートに住むことに。部屋は雑貨屋「迎手(ゲーテ)」に付属した「馬鐘荘(バベルそう)」地下2階。地下は住む人の業(ごう)によってどんどん深くなっていくという。新生代から中生代・古生代へと⁉

大家さんはメフィストフェレス。お隣さんはアンドロイドのマキシマムβ17(マキシ)。新入居者の加賀美薫らが奇想天外な物語を紡ぐ。

まあ笑えて、友情にほっこりし、恐竜の赤ちゃんの可愛さに和んだりしながら読み終えた。でも心には残らないかなアセアセ

 

久しぶり(いつものことか!)の更新となりました爆  笑

 

『ON THE TOWN』2回目の観劇が所用によりできなくなってしまい、更新ができずにいましたショック

 

はい頑張る昨日、東京宝塚劇場 雪組公演『ファントム』観てまいりました。

 

今年初の大劇場公演観劇で、しかもたった1回だけの観劇上差し

 

B席15列ショボーン

 

でも人の頭が気にならず、人物は小さいけれど舞台全体が見渡せましたニコニコ

 

役替わりはフィリップ・シャンドンがあーさ(朝美絢)でアラン・ショレがしょうちゃん(彩凪翔)でした。

 

『ファントム』初観劇!!

 

素晴らしかった拍手 今年最初の観劇が『ファントム』であったことを感謝しますおねがい

 

前にスカイステージでみりおんちゃん(実咲凛音)のクリスティーヌをチラッと見たぐらいで、過去の宝塚作品も他のミュージカル作品も、もちろん原作も読んだことがありません。

 

今まで、みりおんちゃんクリスティーヌのキャーッと、どうしてエリックはオペラ座の地下に住んでいるのかを疑問に思っていました真顔

 

今回観劇するまでに、たまたま「カフェブレイク」を見たことで、地下の住まいについて理解することができました。

 

母を亡くしたエリックをオペラ座に住まわせたのは父のキャリエールで、そこに住むことを守るために怪人がいると噂を流して人を遠ざけた。それが可能だったのはキャリエールがオペラ座の支配人だったから。

 

このことが分かったことで、ストーリーがより一層理解しやすくなり、面白く観劇できましたOK

 

そして、今公演では、クリスティーヌがエリックの顔を見る場面は、クリスティーヌがキャーッと叫び声を上げることなく、醜い顔を初めて見た驚きや戸惑いや慄きで思わずその場から立ち去ってしまうという場面になっていて、そのあと後悔するクリスティーヌの愛溢れる想いが綴られ、そのことでエリックとクリスティーヌの素晴らしい愛の物語になっていたと私は思い感動しましたはーと

 

だいもんさん(望海風斗)ときぃちゃん(真彩希帆)歌うまコンビによる作品。文句のつけようがありません!素晴らしかった!本当に歌が上手いsei

 

それに私はエリックの父キャリエールを演じた咲ちゃん(彩風咲奈)に殊勲賞を差し上げたいグッド!

 

私はこの作品で咲ちゃんが一番心に残りました。

 

クリスティーヌに逃げなさいという場面

エリックの生い立ちを話す場面

特に銀橋でのエリックと親子の名乗りをする場面。「お前の顔を知っているよ」やさしく言い、それからのデュエット。泣かずに居られましょうかうるうる

そしてエリックを撃つ場面

 

物語の最後はエリックがクリスティーヌの膝にいだかれて息を引き取ります。切なく悲しいですが幸せも感じましたドキドキドキドキドキドキ

 

いいものを観せていただきましたおじぎ

 

でも一回だけじゃ頭に内容が定着しないよ叫び

 

あぁもう一度観たい目

 

幕が下りてから、後ろ16列に座っておられた方に何時から並ばれたのかお聞きしました。

 

朝5時半(男性)6時(女性)と教えていだたきました。

 

6時に並べば座って観劇ができるびっくり 6時に並ぶことは可能キョロキョロ でも寒すぎるさむい。

 

ライブビューイングだビックリマーク

 

今日11時ぴあだゲラゲラ ひぇぇぇあせるアクセスできても枚数指定できないあせるもたもたしているうちに行ける映画館が無くなってしまいましたあせるあせる

 

 

ギリシャ神話の三美神?

今頃また宙組『異人たちのルネサンス』の話??

 

いえいえちゃうちゃう

 

今日のタカラヅカニュースでの月組公演『Anna Karenina』の初日映像見て、みやちゃん(美弥るりか)・れいこさん(月城かなと)・うみちゃん(海乃美月)の並びが美しすぎて思わず三美神と思ってしまいました顔

 

これぞ!私の好きな宝塚キラキラキラキラキラキラ

 

ロシア文学が苦手な私は、いえロシア文学だけでなく翻訳ものがすべて苦手なんですが、バウホールに行くこともライブビューイングに行くことも考えていませんでした。

 

でもライブビューイングだけでもって気になりチケット検索しましたチケット

 

千葉県両会場ともチケット取れるようでしたので席の確認しました。B席とD席・・・前すぎて首が痛くなるの必須(以前E席で見た経験で)・・・止めましたショボーン

 

この公演の東上は無いのでしょうかお願い

 

 

一昨日、東京国際フォーラム 月組公演『ON THE TOWN』観てきましたsei

 

今年初の宝塚観劇クラッカー

 

珠ちゃん(珠城りょう)とさくらちゃん(美園さくら)新トッププレお披露目公演はーと

 

別箱ではめずらしい友の会先着でチケット取りました。

 

3階席だったけれど人の頭が気にならず、姿は小さくとも舞台全体が見渡せました目

 

水兵さんが上陸したニューヨークでの24時間の物語。

 

まぁ内容のない気楽さだけが楽しめる物語だった爆  笑と、思って家に帰り、翌日スカステニュースで初日の夏月都さんのご挨拶を見て、この作品は1944年に初演されたと知り(プログラムにもちゃんと記載されていました)、えっ!と驚きました目ちょうど第2次世界大戦終戦1年前!当時日本じゃとても考えられない鷹揚さ・明るさ・気楽さ・楽しさ満載の作品だったのだと!

 

ありちゃん(暁千星)とさちかさん(白雪さち花)、おだちん(風間柚乃)と

れんこんさん(蓮つかさ)のカップルがぶっ飛んでいてすごく面白く、それと輝月ゆうまさんと叶羽時コンビもインパクトありで笑え、申し訳ないですが、新トップコンビがかすんでしまいましたしょんぼり

 

月組の女役さん(今回はれんこんさんも含む)、凄いですね口笛特に夏月都さんとさちかさん、色気あり、ふてぶてさあり、歌・ダンスの実力ありで怖いものなしの怪演。さくらちゃんちょっと押出が弱かったかなキョロキョロ

 

主要人物以外は見せ場が少なかったのが残念ショボーン

 

もう一回観劇しますのでその時にゆりちゃん(紫門ゆりや)、からんちゃん(千海華蘭)、やすちゃん(佳城葵)そしてこの作品で退団のあちくん(輝生かなで)を目に焼けつけたいと思いますラブラブラブラブラブラブ

 

明けましておめでとうございます門松

 

昨年はこんなへなちょこブログに足をお運びくださいました皆様ありがとうございましたおじぎ

 

今年もまったりと続けて行けたらいいなぁと思っています。

 

年末年始の何をするでもないのに落ち着かない日々が過ぎ、やっと日常が始まりホッとしている私ですきらきら

 

今頃ですが、昨年12月に読んだ本をアップしておきたいと思います本

 

59)伊吹有喜著『彼方の友へ』

「彼方の友」とは愛読者のこと

昭和12年(1937年)~昭和20年(1945年)、日中戦争が始まり第2次世界大戦を経て終戦まで、大和之興行社(実業之日本社がモデル)発行の少女雑誌「乙女の友」(「少女の友」がモデル)編集部で主筆の雑用係として働くことになった、高等小学校卒の佐倉ハツの物語。

編集部で主筆から編集の何ぞやついて教えられ、挿絵画家長谷川純司(中原淳一がモデル)と知り合い、終戦後主筆として「乙女の友」を復興させるハツの姿が綴られる。

「乙女の友」の理念は、子どもから大人になるわずかな期間、美しい夢や理想の世界に心を遊ばせること。戦時下の統制の厳しい軍閥支配の時代に“友へ、最上のものを”との志高く理念を貫く編集者たちがこの雑誌を作り続けた。その理念は戦後ハツを主筆とした新しい雑誌に引き継がれていった。

軍国主義の時代に戻ってはいけない。今の時代が戦前と呼ばれるようにしてはならない。この小説を読みながら強く思った。

 

60)原田マハ著『翔ぶ少女』

1995年1月17日阪神・淡路大震災発生

神戸市長田区の「パンの阿藤」の三兄弟、長男逸騎(イッキ)・丹華(ニケ)・燦空(サンク)は震災に合い両親を亡くした。

その三兄弟を助けたのがゼロ先生と呼ばれる佐元良是朗。三兄弟とゼロ先生は親子関係を結び仮設住宅に住むことに。

震災で右足を怪我し障害を負ってしまった丹華(ニケ)を中心に物語が進んでいく。

大切なゼロ先生が倒れた!ゼロ先生を救うためニケの背中に羽が生え夜空を翔ぶことができた!

これって奇跡?夢?

私は少女の想いが奇跡を起こし、本当に翔んだと思いたい!そう思わせてくれる強い想いのこもった小説だった。

 

61)中山可穂著『銀橋』

『男役』『女役』と続いた宝塚シリーズ最終作品。

『男役』では月組永遠ひかる(ナッツ)が主人公。

『女役』では野火ほたる(のび太)が主人公。

そして、『銀橋』では前2作品にも登場していた花瀬レオ(レオン)が主人公。

レオンが宙組で落下傘トップになるところから話が始まり、レオンお披露目公演で退団する専科の愛河凜(アモーレ)とアモーレに憧れて宝塚入団した鷹城あきら(ジェリコ)とを絡めて話が進められる。

宝塚ファンが大好きなもの満載でとても楽しく読むことができた。

フィクションと言えども、本当にそうだろうなあ思える箇所がいくつもあり、ジェンヌさんの努力には頭の下がる思いでいっぱいになった。

文中のレオンの言葉を書き留めておきたいと思う。

“束の間でもこの世の憂さ忘れていただき笑顔になっていただくのが私達の仕事。そのため私達は血の滲むような努力をして、世界でここにしかない絶対的な美を作り出す”

ありがとうタカラジェンヌドキドキドキドキドキドキ

 

62)秋吉理香子著『聖母』

「この子は自分の命にかえても絶対に守る」

辛く大変な不妊治療を受け続け、失敗を重ね、これで最後にしようと思い詰めて臨んだ、最後の体外受精で娘を身ごもり出産した保奈美。その保奈美の住む藍出市で幼稚園児の遺体が見つかる。3歳児薫のいる保奈美は気が気でない。

その犯人は高校生真琴であると早々に明かされる。

保奈美・真琴・薫の関係が終盤に分かるのだが、絶対に守るとはこういうことなのか?それが聖母たる所以か?これで良かったのか?と凄く頭が混乱した。

幼稚園児殺害事件を調べる谷崎刑事が魅力的で最後まで読み通せた。

 

63)望月諒子著『フェルメールの憂鬱』

ベルギーの西フランドル州のワトウという村の教会にあるブリューゲルの絵が盗まれた。その絵の奪還を頼まれたイアン。

そして、メトロポリタン美術館からフェルメールの絵が盗まれた。

これにいかがわしい宗教団体の資金洗浄や贋作疑惑も絡まって物語が進んでいく。

もの凄くややこしく話の筋が絡まって、イアンって何者?今どこの話?結局教会の絵を盗んだのは誰?これは本物?と疑問符飛び回りながら読み終えた。

ただ、今人気のフェルメール絵画作品のイアン評が面白かった。

 

64)荻原浩著『海の見える理髪店』

「海の見える理髪店」「いつか来た道」「遠くから来た手紙」「空は今日もスカイ」「時のない時計」「成人式」の6編からなる短編集。

この中で「成人式」がよかった。二十歳にならずに交通事故で亡くなってしまった娘の代わりに振袖で成人式に出席する夫婦の話。娘の友達がいいスパイスになっていた。

 

65)春口裕子著『行方』

3歳の琴美が行方不明に!

幼稚園のお迎えに遅れた母妙子。琴美の友達の母親が自分の娘と一緒に連れて帰り、公園で遊ばせていたとのこと。しかし目を離したすきに居なくなったと。

探しに探すも見つからず・・・。

それから22年と2ヵ月の歳月が流れ、諦めずに探し続ける母と警察官になった琴美の兄遼太郎が小さなきっかけを手に入れる。

そして事態は動き出し、事件当時の謎が解明に向かう。

家族ってそうですよね。行方不明だと生存を信じ、見つけるまで、自分の手に抱くまで決して諦めない。どんな小さな事でも知らせがあれば確かめにいく。

この物語は最後に琴美が見つかり良かったけれど、この世の中には帰らぬ人を諦めずに待ち続ける人が大勢いると思うと胸が痛くなった。

 

今年は65冊読了!

 

昨日、銀座ヤマハホール『珠玉の名曲をあなたとともに』を観てきました♪*

 

素晴らしいコンサートでしたおんぷ

 

安奈淳・水谷八重子・峰さお理・成瀬こうき・舞風りら・香田夏織・沢希理寿・鳳真由・貴澄隼人・輝城みつる・亜聖樹・天翔りいら・煌海ルイセ・水沙るる(敬称略)ご出演拍手

 

昨年11月 リーディングドラマ『わが愛の譜』を観て、あっきょんさん(亜聖樹)の歌・朗読・立ち姿にすっかり魅了され、あっきょんさんご出演の舞台を観に行きたいと思うようになっていました。

 

どちらかというと関西で活動されていることが多いので、関東での舞台は出来る限り観に行きたいと思っています頑張る

 

そんなときの、今回のヤマハホールでのコンサート、宝塚OGに水谷八重子さんを特別ゲストに迎えて行われました。

 

私は宝塚観劇歴がまだまだ浅く、名前は存じ上げていても見たことがないOGの方が多くいらっしゃいます。

 

そんな方々とどちらかというと若い若いOGたちの共演。

 

いやぁ宝塚は素晴らしいなぁと感心致しましたキラキラキラキラキラキラ

 

コンサートに出演されるのですから歌ウマのOGさんたちですが、歌ウマの上に美しい乙女のトキメキ至福の時を過ごさせていただきました照れ

 

安奈淳さま

とても小柄な方ですが、舞台に立たれるとその大きさに圧倒されました。真ん中感が半端ないですね。引付力とでもいうのでしょうか?観客全ての目を瞬時に集めてしまいました。

水谷八重子さんとのデュエット「ろくでなし」、ソロ「爪」「歌い続けて」は圧巻でしたきらきら

 

峰さを理さま

オープニング ドアから入ってこられました。背が高くてとてもダンディ。「ビギンザビギン」を軽快に歌われ、うぉカッコイイと思わず思ってしまいました目

 

舞風りらさん

もう可愛らしくて可愛らしくて、ピンクのドレスが軽やかで笑顔に吸い込まれそうでした。

いつまでも愛らしい宝塚娘役の鑑のような方ですねしあわせ

 

成瀬こうきさん

彼女の歌声好きです。サイモンとガーファンクルの「明日に架ける橋」の歌唱涙が出ましたうるうる

 

鳳真由さん・貴澄隼人さん・輝城みつるさん

お姿拝見するのは退団されてから初めてです。

皆さんすっかり美しいお姉さまになられていて驚きましたびっくり

在団されている時から歌には注目していましたが、更に磨きがかかっていて聞きほれましたハート

 

そしてわがあっきょんさん(亜聖樹)

「モンパパ」を水沙るるちゃんとデュエット。「愛のスイング」をソロで歌われました。あっきょんさんイイ声。初挑戦の歌だったそうですが、とても気持ちにダイレクトに伝わるふくよかな歌声に、聞いていて癒されましたドキドキ技術的なことは私には分かりませんが、あっきょんさんの歌声は聞きやすく聞く人を幸せにしてくれますラブラブ赤いドレスもすごくお似合い赤いドレス

 

年末のまだ大掃除が残っていて気忙しい日々の中、豊かな時間を過ごせたこと幸せに思いましたラブ

今日はクリスマスクリスマスツリー

 

なんの予定もありませんので今年の観劇を月順にまとめておきたいと思います照れ

 

1月

*東京宝塚劇場 雪組公演『ひかりふる路/SUPER VOYAGER!』

*東京国際フォーラム 宙組公演『WEST SIDE STORY』

*日本青年館ホール 宙組公演『不滅の棘』

 

2月

*赤坂ACTシアター 星組公演『ドクトル・ジバゴ』

 

3月

*東京宝塚劇場 花組公演『ポーの一族』

*同上2回目

*『ポーの一族』ライブビューイング

 

4月

*東京宝塚劇場 月組公演『カンパニー/BADDY』

*同上2回目

*同上3回目

*同上4回目

 

5月

*東京宝塚劇場 宙組公演『天は赤い河のほとり/シトラスの風』

*同上2回目

*同上3回目

 

6月

*東京宝塚劇場 宙組公演『天は赤い河のほとり/シトラスの風』4回目

*宝塚大劇場 雪組公演『凱旋門/Gato Bonito!!』

*日本青年館ホール 月組公演『THE LAST PARTY』

*東京宝塚劇場 星組公演『ANOTHER WORLD/Killer Rouge』

*同上2回目

*赤坂ACTシアター 月組公演『雨に唄えば』

 

7月

*『愛聖女』ライブビューイング

*東京宝塚劇場 星組公演『ANOTHER WORLD/Killer Rouge』3回目

*同上4回目

 

8月

*東京宝塚劇場 雪組公演『凱旋門/Gato Bonito!!』

*同上2回目

*同上3回目

 

9月

*東京宝塚劇場 花組公演『MESSIAH/BEAUTIFUL GARDEN』

 

10月

*東京宝塚劇場 花組公演『MESSIAH/BEAUTIFUL GARDEN』2回目

*東京宝塚劇場 月組公演『エリザベート』

*同上2回目

 

11月

*東京宝塚劇場 月組公演『エリザベート』3回目

*東京宝塚劇場 宙組公演『白鷺の城/異人たちのルネサンス』

 

12月

*KAAT神奈川芸術劇場 花組公演『蘭陵王』

*舞浜アンフィシアター 花組公演『Delight Holiday』

*東京宝塚劇場 宙組公演『白鷺の城/異人たちのルネサンス』2回目

 

合計、33公演と2ライブビューイングになりました拍手

 

今までで一番の観劇数となりました爆  笑

 

でも友会抽選がまた全然当選しなくなり来年はどうなることでしょうかショック

 

ついでに私のベスト3も頑張る

 

第1位 舞浜アンフィシアター 花組公演『Delight Holiday』

楽しくて楽しくて楽しかった公演ドキドキドキドキドキドキ

みりおさん(明日海りお)・ゆきちゃん(仙名彩世)・ちなっちゃん(鳳月杏)その他花組出演者すべてがもう愛おしくてラブ

みりおさんとゆきちゃんのデュエット歌・ダンス共々素敵なのに加え、ちなっちゃんとゆきちゃんのデュエットも忘れられませんはーと

 

第2位 日本青年館ホール 宙組公演『不滅の棘』

愛ちゃん(愛月ひかる)東上主演公演おんぷ

愛ちゃんのエロールがめちゃめちゃ良かったきらきら

永遠の命が与えられてしまった苦悩と悲しみが凄く伝わって胸がいっぱいになってしまいましたぐすん

いずれ宙組トップになってほしいと、この公演を観て強く思いましたよ上差し

 

第3位 東京宝塚劇場 星組公演『ANOTHER WORLD/Killer Rouge』
月組『カンパニー』と花組『MESSIAH』とどれにしようか迷いましたが、宝塚を観てあんなに笑ったの初めて爆  笑紅さん(紅ゆずる)のお笑いセンスピカ1ですキラキラ

それによくある禿頭やホモセクシュアルを見下した笑いで無かったのが何より良かったパンチ!

 

今年は『ポーの一族』『エリザベート』といった大作がありとても充実した観劇ライフを送れましたきゃっ

 

来年も宝塚観劇を楽しみに日々を送れればと思っています♪*