垣谷美雨(かきやみう)著『夫のカノジョ』を読みました。
いやぁ面白かった!◎です!
サクサク読める!大声で笑う!次が気になる!止まらない!ちょっとホロッとする!と面白い小説の要素が満載でした。
フィクションの3大ネタ(と、私が勝手に思っている)
①時空越え
②超能力
③入れ替わり
の3番目、入れ替わりが今回用いられています。
入れ替わりと言えば
男女の入れ替わり
妻と娘の入れ替わり
が、ベストセラーにありましたね。
この小説では妻と不倫相手の入れ替わりです。
パソコンを覗いていた主婦=この小説のヒロイン小松原菱子は、ひょんなことから夫の不倫相手らしき人=もう一人のヒロイン山岸星見のブログを見つけてしまうところから始まります。
まさか夫に愛人⁉
どんな人かこっそり見に行ってみると、20代のすらりとした長い脚と贅肉のない二の腕をもった若々しい女性!
このままではと、愛人を呼び出し意見をしようとした時不思議なおばあさんが現れ魔法をかけてしまうのです。
菱子と星見は入れ替わってしまいました!
外見のみで考え方や言葉遣いはもとのまま。
おばあさんには「相手の気持ちば芯までわかったら元に戻るけん」と言われますが・・・・・。
さてさてどうなるのでしょうか?
菱子になった星見には本当に笑えました(^O^)
巻末の吉田伸子(書評家)さんの解説に書いてあった言葉を私も繰り返したいと思います。
いい小説だ!