宮に咲くは毒の華
129話、130話 感想
完結しました~
 
 
 
※雪蘭、王妃になってないらしい。
訂正記事、早めに書きます。
すみませんm(_ _)m
 
 
 
▼すっかり母の顔

 

これ、もう説明不要だと思うんですけど、いつものことながら私の感想が無いと引用にならんので書きますが……

 

妲妃の母の顔!これはもう、言とのラブラブツーショットよりも目頭熱くなる。っていうか、

 

妲妃が母じゃん!!!

 

っていう驚きでもある。

 

ちゅーかこの髪、重そう^^;もう切っちゃえよって思うくらいだけど、妲妃はまぁお姫様だから、杏もいるし、髪型くらいどうにでもなるのか。

 

身重の体で長髪はまじでしんどい……と妊娠エピソードはこのくらいにして。

 

そういえば子供、二人とも赤毛で妲妃の遺伝子ツヨすぎですよね。

 

母ちゃんに負けないくらい美人で勝気で、しかも両親の愛情いっぱいに受けて優しい可愛い子になってほしい。

 

 

 

 

 

▼この人も心配してるんだ

 

 

これは意外だったというか、なんというか。

妲妃も蓮華を王妃にすることには不安を覚えているんだな、とこの顔で知った私。

 

それくらい何とも思わない、とか、じゃないんだな。

 

娘を普通の母親のように心配して……

 

妲妃が、ちゃんと母親しとる!!!凄い!!!

 

って、普通のことに驚いたりしてみたりして。

 

 

 

いや、妲妃にとって、蓮華が皇后になることの何が不安なんでしょう?

 

 

 

自分(妲妃)よりも、母(と父)からの愛情を一身に受けてただの天真爛漫な少女として育てられている蓮華なんだから、妲妃みたいに少し(?)くらい殿下との確執ができたとしても心を病んでしまう可能性は少ないんじゃないかと予想されます。

 

父親は完全に王家の人間ですし、結婚前の身分は妲妃よりも高い。

 

蓮華と結婚相手の殿下は、イトコ同士になるのかな。父親同士が兄弟ですからね

 

 

 

「これが最善の結論なのかもしれない」

 

 

お父様(太師)、やっと前向きになれて良かったですね。

 

お父様のこの台詞は凄く大事だなって私の中で思いました。

 

王に愛された妻がなぜ自分と結婚したのか悩み続けて、要するに自信が無くてずーっと後ろ向きの人生だったお父様。

 

しかも浮気して後戻りできないくらい妲妃の母を傷つけて……余計に後ろ暗い人生だったことでしょう。それで娘にも大した助言ができずに、心配だけが募って……言に妲妃を諦めろだか、振ってくれだか、何か的外れなお願い(助言?)してたこともあって、本当に不可解すぎました。あの頃はま、じ、で、イライラしっぱなしでしたね^^;

 

でもお父さんがこうして、孫が王家に入ることに対して、蓮華の将来に対して前向きになってくれたことはかなり前進したなって感じがします。

 

禍の種だっていうのに、なんで緋温は蓮華を宮に入れたがっているのか分かりませんが……。

(*この一文は雪蘭が王妃だと勘違いしていたときの文章なので、皇室に雪蘭がいるから余計に心配という意味もあったのですが。雪蘭が宮にいなかったとしても、後宮は女の園。厄介事が絶えないのは事実でしょう。それはどこに行っても同じことかもしれないけれど)

 

それは、尊敬する兄弟(言)と、愛した妲妃の娘だから、それなりの地位にいてほしいという思いなのかな。それとも、愛した妲妃と添い遂げることはもとより望んでいなかったけれど、自分の息子には、好きな人(蓮華)と結ばれて欲しいということなのか。いや、自分の息子が蓮華と結ばれることで、妲妃との縁をつなげたいという思いもあるのかもしれない。

 

この話って、なかなか思惑が回りくどすぎて……想像の余地があって楽しいけど、想像しかできない部分が多すぎてモヤモヤするんですよね。

 

まぁもうラストが大団円だから、何でも良い……いや、よくない!!!みたいな。

 

 

 

 

太師は、妲妃が(当時の?)陛下の手で宮から追い出されたから、蓮華を王妃にしたいのだろう、みたいなこと言ってるけど。

 

緋温は、妲妃に皇后になってほしかったという思いがあるんでしょうか。

 

いや、ややこしいんですよね。

 

あの時、妲妃が宮から追い出されたのは政治的な意味合いではなく、殆ど言の嫉妬で、言が怒って追いだしたように見えたけどな……そういう認識だったけど私は。

太師は、なーにを言ってるんだ^^;と思ってしまう。

 

 

 

 

これはもう殿下と蓮華の続編、切望……なんだけど、きっと切望してるのはあたしだけかな。

 

正直、小華が心安らかなラストでお腹いっぱいです。前回の記事でも書いたけど、続編があるなら回りくどいすれ違いはもう良いから、蓮華と殿下には『りぼん』や『ちゃお』顔負けなくらいにラブラブデレッデレなキュンキュンでトロットロな甘い恋愛漫画で良いですよね。

 

蓮華♥こっちを向いてごらん♥

なぁに、殿下♥

口にケーキついてるぞ♥

やん♥だ、め、お父様が見てるじゃない♥いやん♥

 

これくらい甘い感じでおっけーです。はい。

無駄にすれ違った二人の娘たちには、普通の幸せを上げてほしい。

 

 

▼激しく同意

 

どっちに同意って、妲妃にですよ。

 

いつからそんななったんだ、言ー!!!

 

吉本芸人ばりのツッコミしなきゃならんわ。

 

 

「お前のせいさ」

 

 

だと真顔真顔真顔真顔真顔

 

 

こんなんできるならさ、もうちょっと早く素直になってくれよ、言んんん!!!

 

(そこは、王だった手前、素直になるわけにいかなかったんだとは思いますが)

 

何気に言は、ちゃんと他国との戦争を終わらせて(たぶん勝ったんだっけ?)、自分の仕事を一つ終わらせてからの国を捨てて妲妃のところに来たんですもんね。最後の方、怒涛の展開でしたよね。

 

それならそうと、先に言っといてよって感じなんだけど。

 

雪蘭といると楽だ~みたいな頃の描写、何だったんだろう。

 

(それでも妲妃が怪我したり、いなくなったりしたら血相変えて心配してはいたけど。それならそれで、さっさと自分のものにすれば良かったものを)←やっぱ過去を思い出すとどうしても文句が出てくる

 

 

ちなみに、太師の台詞で「あのお方は銀の王弟」という言葉が出てきていますが、言って緋温の弟だったの??

 

緋温の方が弟だと思ってたけど。だって元々、兄の方が国を継がずに先王と共に宮からいなくなっていたなんて、何かしっくりこないけどな……そこは兄(緋温)よりも弟(言)の方が政治にむいてるっていう先王の判断だったのかしら。

 

そこらへんよく読みこめてないので、「兄弟」って適当に表記してますがすいません。

 

 

 

で、太師がまたナゾなことを言ってるんですが

 

 

「あんな目にあっても分からないのか」

 

と、政治に携わる者は自分の心のままに動けないことがある、みたいなことを小華に諭していますが……

 

小華があんな目にあった事の9割は自分(太師)のせいだと思うんだけど。これだけはこの大団円のラストに申し訳ないと思うけどつっこませて頂きます。はい。あとの1割は言が王だから、とか、緋温と仲良いことに嫉妬して……とかいろいろあるにしても。

 

ちゃんと太師が妻を愛し、娘を大事にしていれば、小華はただの天真爛漫で可愛いだけの少女でいられて、心を病むことなく言のことを信じて待っていられたと思う。毒の華になんかならずに済んだと思う。それこそ、雪蘭のように純粋で、雪蘭よりも強く、侍女や臣下にも優しい普通の気高いお姫様になれたと思う。のは私だけだろうか。

 

 

 

「心配はもうやめてはやく寝ろ」

 

 

優しくなったね、言。

 

もともとは、優しい男の子だったもんね。小華に振り回されてばっかりだけど赦しちゃうような。

 

 

え、寝ちゃうの?えっちしないの?

 

って思ったけど、産後だから遠慮してるんでしょうか。ふふふ

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
130話
最終回
 
 
▼ここ、何か泣けた
 
 
 
 
何かこの子たちって、殺されていった妲妃の侍女に似てない?って思ったけど考えすぎかしらね。杏以外は死んだ……っていうことで良いんですよね?あれは堪えたな……。まぁこの子達が似てるのはただの偶然だとは思うけど、妲妃たちの霊が現れるように(妲妃たちは霊じゃないんだけど)、あの子たちの霊が宮に現れて、妲妃みたいに不遇な少女たちを助けたり、妲妃と前王の噂を流しに来たり、はたまた妲妃たちに会いにきたりしている……なら可愛いなと思いました。
 
 
 
 
 
前王と妲妃のことが
 
こんな風に、語られるようになるとは。
 
この作者さん、さすがっす。こんな風にまとめられるとは、思いませんでした。
 
感動を誘うラストになるとは思わなかった。
 
これにはヤラれた~~
 
そんで、しっかり世界観に入り込んで、ちゃんと感動してる自分にも驚いたけど。
 
 
二人の仲が悪かったと言われていることについて、
 
「それは誰にもわからないよ~」
 
っていう侍女の台詞に、
 
「王宮生活は目に見えるものがすべてじゃないからね」
 
っていう侍女の台詞
 
この二つが、この物語の根幹だろうと推察。
 
 
愛し合っていても、素直に好きと言えない状況もあるし、仲が悪そうに見えてもそうじゃないかもしれない……と。
 
 
本当にもっと政治的な思惑が上手に絡んで、言が身動きとれない状況が多いとか、妲妃もそのことを分かって支えたり、あえて身を引くような場面があったりとか、あのオバサン(誰だっけ?雪蘭を推してた人)との対決とか、もっとこうしたら面白くなりそう……という妄想が尽きないですね。
 
 
 
正直、言が政治的に妲妃との結婚を悩んでるような描写あったっけ?みたいな^^;
 
 
 
(そういえば、太師の娘だから結婚したらいかん……みたいな葛藤はあったかもしれんけど、印象薄すぎる。しかも、そういう理由で妲妃を皇后にすることに悩んでたなら、妲妃の娘の蓮華を皇后にするのはまた問題山積みなのでは……やばいやばい、これ考え出したら朝が来ちゃうよ……ゲッソリ)
 
 
でも、そういうのを省いて、主役二人の行動と妲妃の気持ちだけに殆どスポットが当たっているので、いろいろ感想が書けて面白かったですが。
 
 
 
 
 
 
 
▼穏やかな二人でラスト
 
語り継がれるでしょうね。
 
妲妃という人騒がせな姫がいたんだと。
 
そりゃもう天女みたいに美人で勝気で、誰にも汚されない誰にもおとされない気高き姫がいた。
 
そこらへんの男はみ~んな妲妃の虜でさ。
 
 
 
 
 
二人で、ライラックを見に宮に忍び込むとは、なんて素敵なラストでしょう。
 
こんな風に二人で寄り添ってラストを迎えられるなんて。
 
幸せすぎて、また涙が。
 
良かったね、妲妃。
 
あ、また涙が……。
 
ラブラブな二人と、ほっこりする子育て、そして、殿下に嫁ぐよう決まっている運命の蓮華の続編、こっからが普通の少女漫画じゃん。こっからも気になるよ~~~
 
 
 
 
 
 
ラストは、幼い二人の出会いの場面にて完
 
出会ってすぐに告白していたんですね、言。
 
なのに、こんなに時間がかかって……
 
長かったけど、
 
本当に素晴らしい大団円でした。
 
なんかもう二度と読むまいと思ってたけど、ここまで読んだらもう一度、最初から読もう!!読まなきゃ!!みたいな気持ちになるの……不思議だなぁ……本当に笑っちゃう。
 
まぁ娘のことは心配だけど、なんとかなるっしょ!!
(とりあえず唯一心配だった、「雪蘭が王妃」ではなかったから、普通の大団円でしたね。良かったよかった!!)
 
 
 
 
 
 
 
◆改めて感想
 
初期の頃は本当にしんどくてね……漫画に対してこれほど、暴言を吐いたのは始めてだったような?夫にも「もう読むのやめなよ・・・」とまで言われていましたが。いや自分でも何回、読むの止める!!!って言ったことか。辛すぎて。思うようにいかなくてイライラしすぎて。ここまで期待を裏切る少女漫画も少ないだろう。
 
でも、ここまで読んで良かったです。
 
この物語を今から読もうと思ってここへ来られた方へは、必ず全ての読了した女子が口をそろえて言うと思います。
 
頑張って、最後まで読むように。
後悔はしない(はず)
 
♪苦しくったって~悲しくったって~コートの中ァでは、平気、なの♪(すいません。全然違うマンガで)
 
 
ここまで読んで下さった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました(*^_^*)
また別の作品の感想にてお会いできると嬉しいです。
 
 
 
宮毒の感想にてこのブログが始まったようなものなので、私のブログ活動どうなるんだ!?って感じですが……子育てやら家事やら、やりたいこともたくさんありますので、無理のない程度に頑張ります。
 
 
 
◆懐かしのあの頃の記事はこちら
 
思わずつっこまずにいられなかった62話
妲妃を追い出してグッタリの言が見られる58話
いくつかあるけど神回の一つ55話
 
 
 
 
 
 
 

●登場人物

 

国・・・銀の国

[登場人物]

◆14代王(天子)

 陳 明帝 ちん めいてい

◆明帝のお飾りの妻

 太后

◆明帝の息子(銀の王) 

 言 げん

◆白 小華 

 はく しょうか

 (妲己 だっき)

◆小華の父

 白 秀英 はく しゅうえい

◆明帝の臣下

緋温 

 

◆銀の従属国の姫

 悠悠 ゆうゆう

 (雪蘭 せつらん)

◆小華の異母姉妹

 敏

◆伊月 

 妲己の侍女だったが

 今は雪蘭の侍女

◆内官 玄宗

小華と言を幼い頃から見守る

◆雪蘭の従者・護衛

(銀髪)飛影

 

◆麗妃

言の側室候補?

◆香妃

言の側室候補?

 

◇楊秀貴ようしゅうき

街の坊?

◇半頼 ハンライ

秀貴の供?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑↑↑しかも、大団円で宮毒を読み終わったあとに出てきた広告、これって(^_^;

 

宮毒はね、こんな浮ついた物語じゃないのよ?←と言いつつポチッとな。しっかり読んでいる。