ご報告 | 心と暮らしの整理 覚書き

心と暮らしの整理 覚書き

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昨日は少し遅い仕事納めでした


実に久しぶりのブログ更新となってしまいました。


もう少し早くご報告したかったのですが

なかなか筆が進まず

年末になってしまいました。






 私事ですが

 春からぴよっち宅にて療養しておりました父が 

クリスマス前に亡くなりました。 


 誤嚥性肺炎を5〜6回繰り返して

いよいよ危ないと言われつつ、

自宅での点滴治療と吸引で復活しては

お医者様を驚かせておりましたので

どこか、またきっと元気なってくれるような

気がしておりました。




そろそろ起こそう、と手を握るまで

隣に寝ていた私も異変に気づかなかったほどの 

静かな旅立ちでした。94歳でした。



寝たきりになり、体力が落ちて

好きな本を読む気力が続かない自分に

溜息をつきながらも  

最後まで、好きな音楽を聴き、

歴史番組を共に楽しみ、

新しい知識を求める姿がありました。 


体調が悪くなるにつれ、

幻覚や妄想に捉われて 

感情的になったりする時は

知らない人になってしまったような気がして

私も気持ちがとても揺らぎ苦しかった。

かと思うと、ケアの後に手を合わせて 

有難う、有難う、と言ってくれることもあり 

昔のままの優しい笑顔になる瞬間も。 


まだまだやりたい事がたくさんあるんだ

もう間に合わないけど、

と父が涙を流した時には  

かけてあげる言葉が見つからなくて 

上手いこと言ってあげられなかった。 


最後まで、好きなものを食べて

家族と暮らしたいからと選んだ自宅介護


私もなるべく無理はせず

いろんな人を頼りながら、と決めて始めた事でした。


途中で、趣味の講座に

私が出席する日など

娘や息子が代わりに家に居てくれて

母の息抜きを後押ししてくれたのも有難かった。



途中で迷いが出たり

気力が尽きそうになることもあり

苦しい処置をするときなどは

本当にこれが良い事なのだろうかと

道を見失いそうになる事もあり。

難しい選択の日々を支えてくれたのは

訪問看護師さん達でした。

最期のエンゼルケアも、一緒にしてもらえて

私の心もケアして下さった。

本当に感謝しかありません。


いろんな人の力を借りて

最期の日々を過ごしました。



今もまだ

スーパーなどに買い物に出た時など

不意に 

父に食べさせたいものなど浮かんできて

ああもっと一緒に食事がしたかった

あんなこともこんなことも

してあげたかった という思いが

押し寄せてしまうことはまだあります。

年の瀬でご馳走が並ぶ時期はなおさら。



不思議となくなった日から父は夢にも現れず 

気配も感じられないのです。

もう満足して、

母の処に行ってしまっているのかもしれません


大変な年でもあり、

最後に大きな喪失のあった一年ではありましたが

家族と共に父の最後の日々を濃密に過ごせたのは

本当に貴重でありがたいことでした。



新しい年は きっと

前に向かって進めそうな気がします。

気を引き締めて参ります。


年越しは全国的に大寒波だそうですね

みなさまもどうぞお身体に気をつけて

良いお年をお迎えくださいますように。