落語カフェin東京ドーム | 心と暮らしの整理 覚書き

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月曜の夕刻、
久しぶりに旦那氏とデートと洒落込みました
泥大島に、今季最後の?梅の帯、白の冠帯締め
モスリンの羽織
寒さも緩んで、駅から急ぎ足だと汗ばむほど。

向かった先は、九段下
日本武道館で、落語カフェの10周年イベントです。


改めて見ると 年季の入った
実直な感じのする建物ですね。

若手の落語家さん達を世に出してきた
神田古書センターにある落語カフェが、
10周年を迎えるにあたって
主催者の青木さんと、落研を通じてご縁のあった
立川志の輔さん、立川談春さんに
落研OBのさだまさしさんを迎えての贅沢なショー。

落語カフェ現役二つ目さんや、若手OBは
この日は落語はせずに
踊ったり、歌ったり何やら隠し芸大会のような第1部。
今勢いのある若手
春風亭一之輔さん、堀の内。
古典落語を軽妙な現代的な感覚で
聴かせてくれました


2部ではさださんのトークをたっぷりと安定の歌声
分かっていても、
やっぱりこの年齢で聴く『秋桜』
娘を持つ身には、、、笑い泣き沁みてきます。


3部では、立川談春さんがたっぷりと聴かせる
紺屋高尾。長い演目ですが素晴らしかった。
じんわりと感動に浸っているところに
さださんが、アンサーソングを。くうう。

この時点で既に4時間経過。
休憩時間のたびに、トイレに駆けていく人の列が。
武道館二階席の狭い通路で私も痺れた脚を
曲げ伸ばし。周りのシニア世代も
それそれ屈伸したり、腰を回したり。


4部の立川志の輔さんの、妾馬。
1時間遅れでスタートですが、
会場の熱気はマックスに。
『ためしてガッテン』ではお馴染みだけれど
生の志の輔さんの落語を拝見するのは
初めてだったのですが
なんということ。
大盃を傾けていただく美酒が、
たゆたう様子が見えるようで、
思わず息を詰めて、美味いんだろうなあ、と
見とれてしまう。
酔っ払いながらも妹を思い、母を思う八っあんと、
それを見守る人達の優しいまなざしに
心が暖かくなるひととき

いやぁ、凄いな。
こんな舞台があるんだ。
生でここにいられる幸せを噛み締めました。

最後にそれを受けてのさださんの
アンサーソングが
『親父の一番長い日
もう、フルッフルに心満たされましたよ。


大満足で帰途に着きまして、
気付けば5時間たっぷりの舞台。
流石にお腹空いたよね、と
水道橋近くのお店で軽く飲みまして。
食べたいもの食べたら、全体的に茶色だわ笑い泣き
パクチー餃子
スパイスの効いたポテサラ
カジキの龍田揚げ
海老入りの、だし巻き卵
ゴボウの素揚げ エスニック風

大いに食べながら、
久し振りに会話も弾む弾む。

ノベルティの手拭いにまた感動

大好きな江戸型染作家
小倉充子さんの手によるオリジナル!
ご実家の下駄屋さんも、会場のすぐ近くでしたよね。
うおー、宝物だ。大事にしようっと。

さだまさしファンの旦那氏も
大いに楽しんだようです。

さださんの歌、しかり
巨匠達の落語しかり、

ことばのチカラの持つ凄さを実感した夜でした。
優しく、美しい言葉の使い手になりたいものです。