お茶席も参加させていただくことになっていました。
これまで茶道にはご縁がなかった私
初心者でも大丈夫ですよという
お言葉に甘えて ワクワクキョロキョロ参加です。
なので今日はみなさんと一緒に柔らかもの。
ひとつ紋色無地を短めに
衣紋も大人しめに着付けて
塩瀬の梅の名古屋帯
素人が想像するザ・お茶席っぽいコーデ。です。
慣れないテイストは、恥ずかしいな。
私含め、初めてさんの多い私達なのに
洋服のお客様も多くて
着物を着てるから、という謎の理由で⁈
良いお席を勧められてしまうという
あれれおかしいな
どうか粗相のありませんように、と思いながら
済まして座っておりましたら
子供茶会でお稽古しているという
お子様達が、大人のお弟子さんに混じって
お運びをしてくれていました。
いや、その可愛らしさ。破壊力ハンパない
皆の視線釘付けです。
場の全ての緊張感を吹き飛ばしてくれますね
本堂に集まります。
琵琶の演奏は、こと平家琵琶に関しては
渋く抑えめ、
語りの合間に合いの手が入るように
控えめに響きます
物語のページの片隅にはいる
小さな小さな挿絵のような 印象でした。
ですのでメインは語り
鎮魂の語りでありました。
はるか昔、高校生の頃だったかに習った
那須与一の場面
手元にカンペが頂けたので、
なぞりながらで分かりやすく、助かりました。
若かった当時は、
鮮やかな絵物語の中の、
武勇伝としての印象が強かったけれど
今改めて聴くと 私には
馬とともに入る水の冷たさや
追い詰められたような緊張と覚悟が
胸苦しくせまる物語のように感じられて
年を経るとはこういうことか
と、感慨深いものでありました。
演奏してくださった秋山さんによって
民間で、身分の低かった琵琶法師の語りから
幕府によって身分が保証されていた江戸時代を経て
明治以降、急激に数を減らした
平家琵琶の伝承者の歴史のことなど
興味深いお話も聞けました。
が、すぐにお茶したくなる私たち
のんびりと帰りました。
地元の駅に着く頃
遊びに行っていた息子と旦那から
夕飯食べて帰るよ、とライン
しめしめ、寄り道してユザワヤさんに
布地の下見に寄ろう〜
楽しい週末でございました。






