2月26日(月)19時30分の回を観てきました。
場所は下北沢にあります下北沢駅前劇場。
作品はMU『このBARを教会だと思ってる』。
今回で3回目の観劇千秋楽になります。
19時前に劇場に到着。
階段の下あたりまで列が並んでいて最後尾に並ぶ。
女性スタッフの方から先にチケットを受け取る。←チケット振り込みをしていたので
19時になり受付開始。
既にチケットは受け取っていたのでそのまま劇場内へ。
最前列の中央通路側よりやや右側の席に座る。
舞台上中央手前には黒い長いテーブルと6脚の椅子、後ろ側には仕切りのあるボックスのようなセットが組まれていて右側にはアコースティックギターが置いてある。
MUの主宰でもあるハセガワアユムさんからの前説があったあと。
19時30分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間50分でした。
ここからネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
初日の感想はこちらから
2回目の感想はこちらから
この作品は四つの章からなる長編になっています。
【第1章 】妹の救済
バー『さざなみ』に集まる新島の妻でもありさざなみで弾き語るマル(まるまどかさん)さざなみのマスター新島(成川知也さん)何でも屋の草谷草太(西川康太郎さん)そんなバーに古垣三恵子(古市みみさん)と妹のユリカ(福永マリカさん)がやってくる。
姉三恵子に付き合っている彼氏Kくんと結婚するので結婚資金をねだるユリカ。
金額が高い式場でする事に抵抗のある三恵子。
そんな中テキーラの早飲み対決で勝ったらと話を持ちかけるユリカだった。
ユリカが勝利?して店を出たあと入れ替わりでユリカの親友(志賀聖子さん)が訪ねてくる。
ユリカがお金を貸してくれという理由…それは結婚資金ではなくけいくんの行動を知る為探偵を雇った費用で必要だったと聞かされる三恵子だったが…
【第2章】帰宅拒否組
バー『さざなみ』に集まる常連客橋本(橋本恵一郎さん)と純(榎本純さん)2人の目当てはここで働く川崎美嘉(森口美香さん)帽子屋の経営を夢見ていて小動物系の彼女にメロメロな2人。
そんなところに常連でもある既婚者菅生(菅山望さん)と浜田(浜野隆之さん)もやってきて4人で美嘉の行動を楽しんでみている。
そんな時菅生が帽子を取り出す…話を聞くと美嘉が作ったオリジナルの帽子。
同じく浜田も帽子を作ってもらっていてそんな様子をみた橋本と純の態度が変わるのだが…
【第3章】現実じゃない方
バー『さざなみ』のバイト岡山崎(岡山誠さん)はマスターでもある新島(成川知也さん)にここを辞めようと思っている事を告げる。
その理由がさざなみの上にあるガールズバー『フルーティ』で働く千里(みかん)(温井美里さん)と付き合い始めたから。
マスターが外へ出たあとフルーティのメンバーでもある鹿島いちご(いちご)(真嶋一歌さん)渚(もも)(加藤なぎささん)りんご(りんご)(藤田りんごさん)望美(ライチ)(小島望さん)がバー『さざなみ』にやってくる。
2人が付き合っている事をメンバーに知られている。
彼女らはマスターに話を聞いてもらおうと(告解)やってきたのだが…
【第4章】秘密を以って秘密を制す
3回観させてもらって中央、前列、最前列と場所も変えてみましたけど同じ作品ではありますが全く見え方が違っていて。
特に今回の千秋楽は最前列で観たこともあって自分がBARの中に入り込んでいるような感覚があったり出演者の表情がより深く味わえたところも大きかった。
序盤での福永マリカさん演じるユリカと古市みみさん演じる三恵子が結婚資金をねだるシーンでも2人の表情がころころ変わって特に目力で訴えるような部分は迫力もあって面白かった。
マリカさんが結婚式場のパンフレット?で口元を隠しながら三恵子に話すシーンがあるんですけど…少しはにかんだ顔をするところがまた良い表情をしていて。
マリカさんの表情がすーっと変わっていくところもあるんですけどそのあたりも微妙な変化が見られたりしてその部分も良かった。
草ちゃん(西川康太郎さん)とのシーンもいいんですよね。
そしてラストKくんが来るのを三恵子と一緒に待つシーンで少し怯えている表情を見せながら自分を落ち着かせてゆっくり息をしながら待つあの場面も印象的でした。
帰宅拒否組4人のあのやり取りとガールズバーメンバーの存在感も最前列で観るとまたより凄さもあって。
それぞれの役柄も生き生きしていて見応えもありました。
全体的に笑いとシリアスな部分のメリハリがきいていてそのあたりも引き込まれる作品になっていたと思います。
出演者の方々ありがとうございました。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)