このインタビューでは、ハーバード大学の精神科医、クリス・パーマー博士が、精神疾患と代謝(体のエネルギーを作り出す仕組み)との関係について話しています。
パーマー博士は、自分自身や家族が精神疾患で苦しんだ経験を通して、精神疾患には代謝の問題が関係していると気づきました。彼によると、精神疾患の多くは脳がうまく働かないことで起こり、その原因の一つが代謝の不調だと考えています。
さらに、食事や生活習慣が精神的な健康に大きく影響を与えるとも言っています。特に、肥満や糖尿病のような体の問題は、自閉症やADHDなどの病気のリスクを高めることがわかっており、健康的な食事や運動、良質な睡眠が大事だと強調しています。
また、精神疾患を治すためには、ミトコンドリアという細胞の中のエネルギーを作る部分が正しく働くことが重要だとも話しています。ミトコンドリアがしっかり働くことで、脳も元気に動き、うつや不安の症状もよくなる可能性があるのです。
パーマー博士は「精神的な問題があっても、生活習慣を見直せば改善できる」と言っており、薬だけに頼るのではなく、体全体の健康を大切にすることで、未来は明るくなると信じてほしいと呼びかけています。
【2024/9/25更新】こちらで、インタビューの内容をまとめたレポートを掲載しています。よろしければご覧ください。