昨年秋のオケ演奏会で映画音楽に挑戦しましたが。
その選曲作業時、勉強のためにと、懐かし作品をいろいろ観返していまして。
そんなこともあって、昨年鑑賞作品が収集つかぬ事になり、すっかり途絶えてしまった鑑賞報告でしたけど(←)
とりあえず、記憶の中にある作品たちを、頑張って掘り起こし~
以下画像それぞれお借りしております
〇昨年5作目(?)
「大いなる陰謀」
2007年 アメリカ映画
監督: ロバート・レッドフォード 主演: ロバート・レッドフォード、トム・クルーズ、メリル・ストリープ
大統領候補と目される上院議員アーヴィングから、対テロ戦争のための新戦略の構想という大スクープの独占インタビューの話を持ち掛けられた、女性人気ニュースキャスターのロス。
最初は興奮して耳を傾けるロスだったが、次第にその内容に違和感を覚えだし。
一方、戦場でその作戦を遂行する2人の若者の身を案ずる、大学教授マーレー。
アーヴィングが意気揚々と語る作戦と、マーレーの危惧。
そしてそこに隠された大いなる陰謀の正体は…。
公開当時には、トム・クルーズってこんなお芝居もするんだ!という印象の方が大きかった今作ですが。
それから20年近く経ち、今なお、アメリカ及び世界各国はテロ対策へ苦慮し、多くの尊い命が奪われており。
作品内容とあまりにリンクにし、相も変わらず改善しない惨状に薄ら寒い恐怖心をも覚える程で。
名優であり、社会派作品監督としても名高いロバート・レッドフォードが手掛けた、対テロ戦争の是非と真実に迫る名作。
改めて、R・レッドフォード氏の着眼点の鋭さを痛感させられる作品でしたが。
でもこちらは結局、私たちの演奏会曲の参考には全くならず…
ならば!と観てみたこちら。
〇昨年6作目(かな?)
「ニュー・シネマ・パラダイス」
1988年 イタリア・フランス映画
監督: ジュゼッペ・トルナトーレ 主演:サルヴァトーレ・カシオ、フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン
第2次大戦下のイタリア・シチリア島。
村唯一の娯楽施設である映画館「パラダイス座」で、映写技師のアルフレードと親しくなった少年「トト」ことサルヴァトーレ。
徴兵された父親不在の中、アルフレードの元へ通い続けたトトは…。
戦地から遠く離れたシチリア島で、アルフレードと村の人々に見守られながら成長し、やがて映画監督になっていくトトの姿を、映画への愛たっぷりに描いたご存じ「ニュー・シネマ・パラダイス」。
「名作に名曲あり」の言葉の通り、巨匠エンニオ・モリコーネが手掛けた哀愁たっぷりのメインテーマ共々、今なお色あせない作品で
選曲当初、これら「THE 映画音楽!」という名曲に挑戦してみたく、いろいろ考えはしたのですが。
でも、有名曲であればあるほど、著作権に絡む楽譜価格の高さや、編成、難易度等多くのハードルが横たわり。
この曲もお高いよなぁ…
そうだよなぁ…
この曲は…
あぁ~、ここのパートが恐ろしく難しくなるのかぁ…
「ハリー・ポッター」に「スター・ウォーズ」、「インディ・ジョーンズ」に「ミッションイン・ポッシブル」。
そして果ては「チャップリンシリーズ」に「ジョーズ」に「サイコ」まで(←)
映画音楽探し…と言い訳しながら各作品をつまみ見し、なんとなくたどり着いた「ニュー・シネ」。
この作品もまた様々な問題があることはすぐに判明したため、何度も観ている本編鑑賞は、正直、全く必要無かったのですが。
でも、映画音楽探しの疲れもあり、なんか、最後のキスシーンの嵐まで観ないと気が済まない!という感じになっちゃって
結局、演奏会曲としては、「魔女の宅急便」を柱とする3曲の映画音楽を選びましたが。
これはこれで得難い経験だったよなぁ~と、今ではそう思います
そんな現在、次回演奏会の選曲作業真っ只中。
さてさて、お次はどんな曲になるかなぁ~
個人的には
チャップリンも捨てがたかった
名作と名曲と
両方手掛けたチャップリンは
やっぱり天才