11月末から、1カ月の超特急で向き合い・仕上げてきた初参加のクリスマスコンサート。
え?
私、本当にこれをやるの?
え?
私に任された楽器と音符の数、なんかちょっとおかしくない??
そんな疑問と不安を抱えつつ それでもとにかくやるしかない! と、練習を重ねてきましたが。
その一方で、実家売却の対応も、お願いした業者さん方が とにかく年内に! という謎のスピード感で進めて下さっていて。
ということで、12月25日に最終的な手続きを踏ませて頂きたいのですが・・
ご都合のよろしいお時間、どこかありませんでしょうか?
え?
あ~・・
すみません、25日は私本番でして・・
あの、私も同席しないといけませんか?
え?
本番??
あ、それなら司法書士の先生に委任して頂いて・・
ということで、急遽、不動産会社さんと司法書士の先生が来宅され、委任状を交わしまして。
あ、本当だ
楽器がたくさん!
あ、すみません
片付ける気力が無くて・・
あ~、いえいえ、大変ですねぇ
それでは、手続き終わりましたらご一報差し上げますので
お電話大丈夫な時間帯って・・?
あぁぁ・・
13時から楽器搬入等でバタバタしますので、もうそこから先はわかりません
とりあえず、午前中なら大丈夫かなと
承知いたしました!
そんなこんなな昨日。
不動産会社さんからの電話も無いまま、怒涛のような楽器搬入作業が終わり。
その後、打楽器セッティングも整わぬまま、本番2部&アンコールのリハーサルへと突入し
前日も16時半から21時まで、がっつりびっちりと練習をこなし。
その度にヘビー級の重さの楽器を、車から会場・会場から車へと移し替え作業があり。
そして、今回担ったのは、どれをとっても体力系の、ハードな楽器たちで。
そんなこんなな、2部のリハーサルの真っ最中。
あ、今、私の身体が限界に達してしまったような気が・・
あ、今なんか、パトラッシュが見えたような気が・・
あれかな?
クリスマスの天使たちかな
肉体と精神が一気に限界に達した時、人はちょっとおかしくなる(←)
いやいや!!
ダメだ!!
ここで逝ってしまっては、何のために練習を重ねてきたのかわからなくなるじゃないか!!
そう自分に言い聞かせて再び復活し、前半のリハを終え。
私は演奏お休みとなるアンサンブルコーナーのリハーサルを、うつらうつらとあちらとこちらを行ったり来たりしている時に、ぶるっとスマホにメッセージが入り
連絡遅くなりました!
本日手続き、無事終了いたしましたので・・
は~い、それでは1部のリハーサルに入ります~
待ち構えていた連絡への返信も出来ぬまま始まった、1部のリハーサル。
ごった返す打楽器群
え?
そこなの?
そんな、私の真後ろに置いちゃうの?
え?
そこで指揮見える??
という場所に置かれた、銅鑼
そして、ようやくやってきたティンパニと~
ようやくやってきたバスドラムと、ボンゴと・・
って!
なんか、服!!
服
実は、こちらの団体さんの参加条件に「被り物の仮装をすること」というのがありまして。
毎年こうやってみんなで仮装して、クリスマスコンサートを華やかに賑わせていらっしゃるそうなのですが。
いや、なんかもう、クリスマス関係ないし
今回一緒に初参加となったドラムくんも、全身着ぐるみの緑怪獣くんになってるし
この仮装は、ご来場されるお客様だけでなく、参加団員皆さんにとっても年に一度のお楽しみになっているようで。
演奏曲目の関係か、例年2部となっていた仮装コーナーが1部へと入れ替わりになった関係もあり、お客様の入場時間前に設けられた記念写真撮影タイム以降、楽屋裏はそれはもう!な大騒ぎになっていて。
演奏楽器の関係上、打楽器メンバーは全員、比較的大人しめな衣装でしたが。
鬼滅の刃の衣装あり、私も一瞬考えたウォーリーやカビゴンなどの衣装あり。
はたまた、美女と野獣の野獣仮面等、とにかくもう、派手であれば!そして面白ければそれで!!というコンセプトの元、それで本当に演奏できるの?的な、本格的な被り物の方まで登場し。
姐さん、うちの団みんなで写真を撮ろうよ~~
あ、はいはい~
あ!
打楽器メンバーで記念撮影しましょう~!!
あ、はいはい~
ねえねえ!
先生に送る写真を一緒に!!
あ、はいはい~
この記念撮影フィーバーのおかげで、限界突破の向こう側から無事戻って来た私の肉体。
そしてその後大放出された本番アドレナリンにより、何とか無事、本番演奏終了しましたが。
でも、打楽器にはその後また、この大量の楽器のバラシと積み込み作業が待っていて
最後の最後、搬入口のシャッターを下ろしてトラックを見送り。
お疲れ様でした~!!
ありがとうございました~!!
と、テンション高くご挨拶して車に乗り込んだところで、私のバッテリーは枯渇してしまい。
半ば朦朧としながら帰宅して、ご飯を食べた後から記憶なく・・・
いや~。
久々の吹奏楽はとっても楽しかったのですが。
でも、肉体的にはめちゃくちゃハードで、置かれた環境のレベルの高さがめちゃくちゃに半端なく。
来年も是非
という、とんでもない時間に拝見したLINEの光栄なメッセージに、未だお返事できない私がいます
そんな私の衣装はこちら。
考えに考え、悩みに悩んだ末に選んだ、地元Jチーム衣装~
いや、もう今年はこれしかないでしょ!
手抜きじゃないよ?
リスペクトだよ?
手抜きじゃないよ?
演奏環境の確保だよ?
なぁんて自分に言い聞かせたけど。
気合入りまくりの周囲との差が、半端なかった・・・
そんなこんなで。