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『雨のしのび逢い』

『雨のしのび逢い』
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(原題:MODERATO CANTABILE)
〔製作〕ラウール・J・レヴィ
〔監督〕ピーター・ブルック
〔原作・脚本〕マルグリット・デュラス
〔脚本〕ジェラール・ジャルロ
〔撮影〕アルマン・ティラール
〔出演〕ジャンヌ・モロー、ジャン・ポール・ベルモンド、ディディエ・オードパン ほか
(1960年・フランス)〔仏語/字幕スーパー/白黒/レターボックス・サイズ〕

マルグリット・デュラスの原作を、イギリス演劇界の鬼才ピーター・ブルックが映画化、心象的な語り口によって愛と孤独の本質にせまる。フランスの小さな港町、平穏な生活をおくる裕福な人妻アンヌが、カフェで起こった殺人を目撃する。愛する女性を殺すほどの愛情に衝撃を受け心揺さぶられたアンヌは、若い工員ショーヴァンと事件について話をするうちに、いつしか彼を愛するようになるが・・・。

『インファナル・アフェア 』

『インファナル・アフェア』
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監督:アンドリュー・ラウ
   アラン・マック
出演:アンディ・ラウ
   トニー・レオン
2002年 香港 108分 広東語

香港黒社会を舞台に、警察と犯罪組織、それぞれのスパイとして敵陣に潜入した2人の男の死闘を描く。マーティン・スコセッシ監督によるハリウッド・リメイク版『ディパーテッド』も話題となったサスペンス・ドラマの名作。

『戦争と人間 第一部 運命の序曲』

『戦争と人間 第一部 運命の序曲』
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監督:山本薩夫 
原作:五味川純平 
出演:滝沢修 芦田伸介 石原裕次郎 浅丘ルリ子 高橋悦史
1970年・日活・198分

満州に野望をかける新興財閥・伍代家の人々を軸に、激動の昭和の幕開けを描いたシリーズ第一弾。満州へ進出し勢力伸張を図る伍代家の当主・由介、強引なやりかたで波紋を巻き起こす弟・喬介、愛に生きる娘の由紀子、父・由介を批判し反権力を唱える俊介。彼らは、暗黒の歴史に重なるように、のっぴきならない運命に向かっていく。

『勝手にしやがれ』

『勝手にしやがれ』
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(原題:A BOUT DE SOUFFLE)
〔監修〕クロード・シャブロル
〔監督・脚本〕ジャン・リュック・ゴダール
〔原案〕フランソワ・トリュフォー
〔撮影〕ラウール・クタール
〔音楽〕マルシアル・ソラル
〔出演〕ジャン・ポール・ベルモンド、ジーン・セバーグ、ダニエル・ブーランジェ ほか
(1959年・フランス)〔仏語/字幕スーパー/白黒/スタンダード・サイズ〕

鬼才ジャン・リュック・ゴダールの初の長編映画で、それまでの映画製作の常識をくつがえし、その後の映画界に多くの影響を与えた革命的な作品。主人公の青年ミシェルは、自動車泥棒の常習犯。今日も盗んだ車を走らせながら、愛する女性パトリシアに思いを巡らせる。すっかり上機嫌の彼は、白バイ警官を射殺して追っ手を振り切り、パトリシアのもとへと急ぐのだが・・・。

『金環蝕』

『金環蝕』
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〔製作〕伊藤武郎
〔監督〕山本薩夫
〔原作〕石川達三
〔脚本〕田坂啓
〔撮影〕小林節雄
〔音楽〕佐藤勝
〔出演〕仲代達矢、宇野重吉、三國連太郎、京マチ子、久米明、中村玉緒 ほか
(1975年・日本)〔カラー/スタンダード・サイズ〕

昭和39年、総裁選挙に勝利した寺田総理の側近から借金を申し込まれた金融王の石原は、総理の郷里でダム建設受注をもくろむ竹田建設と発注元の電力開発株式会社の副総裁・若松一派の談合と汚職を知るのだが…。実際にあった汚職事件に着想をえた石川達三の小説を山本薩夫監督が骨太に映画化。高度経済成長期の日本で、政財界の大物たちが繰り広げる金にまみれた権力の内幕を描いた社会派ドラマの力作。

『逆境を力に変えた熱血監督 ~山本薩夫 生誕100年~ 』

『逆境を力に変えた熱血監督 ~山本薩夫 生誕100年~ 』

「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」「あゝ野麦峠」など、数々の名作映画を生み出した山本薩夫監督。社会問題を壮大なスケールでえがく巨匠として有名だが、逆境を情熱で跳ね返してきた人でもあった。戦後の混乱期に映画会社を解雇され、裸一貫から仲間たちと独立プロダクションを起こして映画を作り続ける。そうして作られた作品は、黒澤明、溝口健二、小津安二郎ら巨匠たちが大手映画会社の社員として活動しているとき、山本監督は全国からの10円カンパなどで製作資金を集め、自ら映画製作の道を切り開いていく。映画作りのモットーは、「わかりやすく」「面白く」「ヒットしなければならない」。独立系映画監督のなかでも、映画的面白さは群を抜いていた。こうして大手映画会社からも声がかかり、60年代には忍者ブームの火付け役となった「忍びの者」シリーズを大ヒットさせて大映を救う。70年代の映画斜陽期にも大作映画をヒットさせ続けた。 生涯58本の映画をつくった山本薩夫だが、彼の実像を知る人は少ない。生誕百年を機会に、映画人へのインタビューや証言、監督本人の映像などを通して山本監督が歩んだ道のり、彼の作品の特色や魅力、隠れたエピソードなどを掘り起こしていく。

『欲望の翼』

『欲望の翼』
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監督:ウォン・カーウァイ 
脚本:ウォン・カーウァイ 
出演:レスリー・チャン カリーナ・ラウ マギー・チャン ジャッキー・チュン 
アンディ・ラウ トニー・レオン

『花様年華』のウォン・カーウァイ監督が、レスリー・チャン、アンディ・ラウほか香港オールスターキャストで、男女6人の恋の行方を描く。プレイボーイのヨディと恋に落ちたスー。しかしヨディは踊り子・ミミと付き合い始めてしまう。ヨディを忘れられないスーは警官・タイドに話を聞いてもらうことで、自らの心を慰めていたが…。

『剣鬼』

『剣鬼』
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監督:三隅研次 
原作:柴田錬三郎 
出演:市川雷蔵 姿美千子 佐藤慶 五味龍太郎 睦五郎 内田朝雄
1965年・大映・84分・カラー

柴田錬三郎の同名小説を映画化した『剣』三部作の第三弾。出生に大きな秘密を持つ斑平は、下級者で周囲に蔑まれて育った。成人した斑平は、その俊足と居合の腕前を見込まれ、藩の改易を狙う幕閣の命で隠密を斬ることになってしまう。

『座頭市血笑旅』

『座頭市血笑旅』
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出演 勝新太郎/高千穂ひづる/金子信雄/加藤嘉 ほか
監督 三隅研次
原作 子母沢寛
放送・制作年 1964年
上映時間 88分

三隅研次監督が第1作以来の演出を担当したシリーズ第8作。赤ん坊を連れての旅という設定がいつも以上の笑いとサスペンスを増している。そして市と赤ん坊の別れのシーンは涙なくしては観られない感動を呼ぶ。

信濃の国境に近い甲州路を行く一丁の駕篭が、文珠の和平次(石黒達也)を頭目とする五人組の旅博徒に襲われ、赤ん坊を抱いた若い女・おとよ(川口のぶ)が殺された。旅博徒たちは市(勝新太郎)が乗っているものと狙ったのだが、市は途中で、急病に苦しむおとよに駕をゆずっていたのだった。おとよの死を知った市は、その亭主・宮木村の宇之助(金子信雄)のもとまで、赤ん坊を届けることにした。途中、赤ん坊を抱いた市は、再び博徒たちに襲われるが、居合斬りで、一人を斬り捨てる。さらに、市が無人の百姓小屋で赤ん坊のおしめを換えていると、和平次にそそのかされた旅のやくざ・麻古女の半五郎(杉山昌三九)一味が襲ってきたが、返り討ちにする。一夜賭博で金を作った市は、翌朝、女巾着切りのお香(高千穂ひづる)を助け、子守り役に雇う。お香は次第に赤ん坊に情が移り、掏りをやめて更正しようと誓う。奇妙な三人旅の末、ようやく宮木村にたどり着くが、宇之助はやくざの親分となっており、赤ん坊を抱いた市を追い払った。市は、赤ん坊を寺の和尚・了海(加藤嘉)に預けるが、そこに宇之助と和平次らが襲ってきた……。

筒井康隆 『俗物図鑑』

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筒井 康隆
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「キワ者」たちによる「俗物」への闘争劇。
どのキャラも最高。
「皮膚病評論家」芥山虫衛門、夢に出てくるぜ。
アルファベット大文字のヨガリ、荒木比呂彦かと思ったぜ。