レイニーブルー(徳永英明) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
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レイニーブルー

(歌:徳永英明 / 作詞:大木誠 / 作曲:徳永英明)

 

今日は、徳永英明が歌う「レイニーブルー」を聴いています。

「レイニーブルー」は徳永英明のデビュー曲で1986年の発売です。38年も前の歌になってしまいました。

歌詞に出てくる『電話BOXの外は雨』、当時はどこにでもあった電話BOX・公衆電話も今ではずいぶん減ってしまい、『かけなれたダイアル回しかけて』も、今では公衆電話の使い方が分からない人が増えているそうです。受話器を取って→お金を入れて→ダイアルを回すといいうことを知らず、先にお金を入れたりするんだそうです。

午前零時の暗い雨の中に灯る公衆電話、彼を思ってダイアルを回そうとして指が止まり、躊躇する女性。僕の頭の中に切ない絵が出来上がるんですが、それは公衆電話を知っている世代だからでしょうね。今の時代、スマホの登録からポンとワンタップで電話をかけられてしまうので、電話番号を一つ一つ回す毎のためらう時間がありません。便利さは心が葛藤する時間をもなくし、歌を聴いていると良いのか悪いのか分からなくなります。

 

徳永英明の哀愁のあるボーカルが素敵です。

彼氏を忘れようとする、忘れなければいけないという切なくも悲しい思いを、かすれ加減が絶妙なシャウトで、心に訴えてきます。デビューの頃からすでに歌がうまかったんですね~。カバーアルバムをたくさん出して売れているというのも改めて納得です。徳永英明の歌唱で聴きたいと思わせるうまさがあります。

彼氏を思う心を降りしきる雨で洗い流そうとするシャウト、聴く人がそれぞのドラマを紡ぎ思いに浸ることができます。

 

雨の日には、ぜひ徳永英明の「レイニーブルー」をお楽しみください。