乱・乱・乱(泉谷しげる) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
お付き合いのほどよろしくお願いします。

乱・乱・乱

(歌:泉谷しげる / 作詞:泉谷しげる / 作曲:泉谷しげる)

 

今日は、泉谷しげるが歌う「乱・乱・乱」という歌を聴いています。

「乱・乱・乱」を知らない人が多いと思いますが、中々に渋い歌です。泉谷しげる曰く、『プロテスト・ソング』です。

詞の内容を簡単に言うと、普通のサラリーマンが、身に覚えのない何かのきっかけで、小学生たちにバカ呼ばわりされて石を投げつけられるようになってしまう、という内容です。

これを現在に投射させると、非常に穿った見方になりますが、身に覚えのないことでネット上で非難され、炎上してしまい、日常生活に支障をきたしてしまうことを象徴しているとも取れます。そう見ると、現代社会を風刺した見事なプロテスト・ソングと言えますね。

僕が「乱・乱・乱」という歌を知ったのは、『ライブ泉谷!』という、フォーライフレコードの第一弾アルバムですから、1975年頃、約半世紀前となります。半世紀も前に、現代のネット社会のリスクを暗喩した歌を作って歌っていたなんて、すごいぞ!すごすぎるぞっ、泉谷しげる!!

泉谷しげるファンなんで、褒めておきたいのです(^^

 

泉谷しげるによる弾き語りで、言葉をしっかりと投げつけられてきます。投げつけられた言葉を一つずつ受け止めると、ついつい考えさせらてしまいます。勿論、ただの歌と笑って受け流してもいいですし、いちいち反論してもよく、まあ色々に楽しんでもらえたらと思う歌です。

是非、お聴きいただき、心を動かしてもらえれば、モヤモヤしてもらえればうれしいです(^^