夜の虫(みのもんた) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
お付き合いのほどよろしくお願いします。

夜の虫

(歌:みのもんた / 作詞:浜口庫之助 / 作曲:浜口庫之助)

 

今日は、みのもんたが歌う「夜の虫」を聴いています。

みのもんたが歌う「夜の虫」は2006年の発売なのですが、こちらはカバーです。実は1974年に早野凡平がリリースしていました。アレンジは全然違います。みのもんた盤は沖縄民謡風ですが、早野凡平盤はロック色が強いです。沖縄民謡風の方が歌詞が伝わりやすく、詩の面白さが伝わるという点から、今日はみのもんた盤に軍配をあげて取り上げています。とは言え、スリリングなロック調も捨てがたく早野凡平盤も是非聴いて欲しいです。

 

「夜の虫」は浜口庫之助の詞が良いです。よく思いついたな~と感心することしきりです。

 ♪ 酒と煙草と 恋だけで

 ♪ 生きてゆくゆく 夜の虫

一番の歌詞ですが、これがすべてを表現しています。人のすべてがこれだけだとも言える気がします。偉そうなゴタクを並べても、人は所詮は『酒と煙草と恋だけで 生きてゆくゆく夜の虫』なんです(^^;

 

僕は不真面目な奴は嫌いなんですが、真面目な奴も嫌いです。やる時は真面目にしっかりやる、遊ぶときはとことん不真面目に楽しむ、その振れ幅が大きいほど楽しいと思うんです。それで言うと、浜口庫之助の振れ幅は半端ないです。「夜霧よ今夜も有難う」から「夜の虫」まで、その振れ幅は見事です。自分が浜口庫之助を好きな理由の一つが、今日のブログを書くことで明確になりました。カッコいい歌はとことんカッコよく、面白い歌はとことん楽しく面白く、その振れ幅にも魅かれていたんです。

 

浜口庫之助の迷曲「夜の虫」是非お楽しみください。