酔って候(柳ジョージ&レイニーウッド) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
お付き合いのほどよろしくお願いします。

酔って候

(歌:柳ジョージ&レイニーウッド / 作詞:柳ジョージ / 作曲:柳ジョージ)

 

今日は、柳ジョージ&レイニーウッドが歌う「酔って候」を聴いています。

「酔って候」は、会社の先輩がカラオケで歌われているのを聴いて覚えました。僕は、オリジナルの柳ジョージよりも先輩の歌唱の方を多く聴いていると思います(^^;

 

タイトルから分かる通り、酔っ払いの歌なのですが、酔っぱらっている人が面白いのです。

幕末時の土佐藩主・山内豊信公を歌っている歌です。山内豊信というよりも隠居後の号・容堂の方が通りがいいかもしれません。容堂公は型破りな人で、酒と女と詩を愛し、自らを好んで「鯨海酔侯(げいかいすいこう)」や「酔翁」と称していました。と、偉そうに書いていますが、僕の知識の基は、司馬遼太郎の著作『酔って候』で、その基の記憶が薄れかかっているのでウイキペディアで確認して書いています。

 

ということで、ウイキペディアを見ていたら、柳ジョージが歌の「酔って候」を発売するにあたり、作家の司馬遼太郎を訪ねて了承を得るところのエピソードがありました。面白いので転載します。

 

司馬遼太郎のファンだった柳ジョージが、小説にインスパイアされ作詞・作曲した。柳はレコードの発売前に大阪の司馬宅を訪れ、発売の許しをもらっている。司馬は曲を聴いて「ほーう、ロックですか」「あんまり売れないことを願うけどね」と笑いながらコメントしている(ウイキペディア)

 

律儀に大阪まで出向いた柳ジョージの姿勢も素敵ですし、司馬さんの「ほーう、ロックですか」「あんまり売れないことを願うけどね」というコメントも洒脱で素敵です。

 

幕末の酔っ払い容堂公に思いをはせて聴くもよし、司馬遼太郎の著作『酔って候』を読みながら聴くもよし、柳ジョージのロック魂に浸るもよし。

楽しみ方色々の楽しい歌「酔って候」を是非お楽しみください。