酔姫エレジー(林家木久蔵) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
お付き合いのほどよろしくお願いします。

酔姫エレジー

(歌:林家木久蔵 / 作詞:山本正之 / 作曲:山本正之)

 

今日は林家木久蔵(初代林家木久蔵、現在は木久扇)が歌う「酔姫エレジー」を聴いています。

「酔姫エレジー」という歌を知りませんでした。申し訳ないのですがヒットしたという記憶が僕にはありません。でも既感じゃないですね、既感がある歌です。どっかで聴いたな~、『あっ、「うぐいすだにミュージックホール」だっ。』と気づきました。

「うぐいすだにミュージックホール」は1975年5月発売、「酔姫エレジー」は1975年12月発売です。「うぐいすだにミュージックホール」のヒットを受けて、「酔姫エレジー」で柳の下に2匹目の泥鰌を捕まえに行ったのだと思います(^^;

 

「うぐいすだにミュージックホール」と「酔姫エレジー」を比較すると、作詞・作曲は山本正之で同じです。歌っているのはどちらも落語家(関西の笑福亭鶴光に対して東の林家木久蔵)で同じです。歌の内容はどたらも大人の社交場(ストリップ劇場とキャバレー)で同じです。なのに売り上げには大きな差が出ちゃっています。

この差は、『ストリップ劇場』と『キャバレー』の分かりやすさの差だと推測しています。『ストリップ劇場』は子供でもどういう所か想像がしやすいのですが、『キャバレー』は子供には想像しにくいです。『ストリップ劇場』では『いけない所』という連想ができて笑いにつながるのですが、『キャバレー』では笑いにつながりにくかったのだと思うのです。そう考えるとドリフの『ちょっとだけよ。』の影響は大きいですね~(^^;

 

大人になってから「酔姫エレジー」を聴くと、理解も行き届き歌の世界を堪能できます。

是非アダルトな歌をお楽しみください(^^