今年に入ってからくらいでしたか、身体づくりにおいて、生化学的トレーニングを重視してきました。
マーク・ローレン先生のHIITも参考にしましたし、好きではなかったタバタ式も試しています。
結果、自分に合った物が少しづつ見つかって来たような感じなのですが、そのためにか少し身体が縮んでまいりました。
私は腕が異常に長くて胴も長いという体型をしているため、中途半端に痩せてくると胴長が目立って何やらカッパのようなダサい体型に見えてきます。
こうなったら、もうある程度見栄えがよくなるラインまで持ってゆかないとただただダサい身体のままになってしまう。
一方で、床にあぐらを掻いていても腹筋のラインが見えるようにもなっています。
これはやっぱり、効いているのでしょう。
元々、断片的に筋肉が盛り上がるようなタイプではないので、トータルのバランスが整っていないと鍛えても全然格好良くはならないというのも困った物です。
しかも、中国武術をもっぱらとしているので、どうしてもフィットネスの身体ではなく功夫のある身体に作らなければなりません。
胴が長いというのは、それだけでちょっと弱みとなります。
理想的な柔術の身体が「一枚肋」と呼ばれているように、肋骨の間が狭いほうが丹田の力というのはよく出せるのです。
胴長はどうしてもこれが弱くなります。
すると補うために、下丹田が発達して腹圧が増して、下っ腹が出てきます。
格闘家の中にもこういう体型の人は割と見ることができますね。
太っているわけではないし鍛えられているのに、なんとなく体つきがのっぺりしていて下腹が出ている。
私も体脂肪が一桁のころでもやっぱり下腹が出ていました。
一方で、俗にカニ型などと呼ばれる横広タイプは逆三角で格好がよい。胸とお腹が一つにつながっていて、いかにも屈強な感じがします。
まぁ、生まれながらのこの体型を、色々いじってゆくのも面白い研究となっています。
もしも生来格好がよかったら、動くこと自体にも興味を持たなかったかもしれません。
だとしたら、いまの私はなかったかもしれない。