自分の根拠 | サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ

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気持ちよく生きるためのライフスタイルとしての南派拳法(カンフー)蔡李佛拳とエスクリマ(フィリピン武術)ラプンティ・アルニス・デ・アバニコを横浜、湘南、都内で練習しています。オンライン・レッスン一か月@10000で行っております。
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れなち君がいま、土曜日の報道番組での発言で取りざたされているようです。
これね、起きるべくして起きたと思うし、多くの日本人にとっては他人事だと思わない方がいいよ。
彼女は子供の頃からアイドルをやってきて、自分で勉強して優秀な成績で一流次第を卒業して、23で人生の方向転換をして、大人としてのライフスタイルに切り替えて成功して言る子なんだけども、ここが落とし穴だと思うんだよね。
たとえばね、ひたすらボーカルの訓練をしてきていて数オクターブが普通に出せるとかね、代々続いた儒者の(しかも批判的アイデンティティとしての)家系で、生まれた時から漢学を諳んじていて科挙があったらいますぐ受験できるとかのある種異様な自分自身の根幹になる能力とかを獲得していない「フツーの人」が、子供の頃から大人の出してくる課題に全力で答え続けて、それで評価され続けて提示された路線を選択して生きてきてしまうと、なんの根拠もないまま、ただ与えられた課題に答え続けるだけの装置になっていってしまうんだよね。
で、その上位者がマズい存在だったと世の中の基準で裁定された時に、明確に自分はその一味だということなる。
それで訳も分からないまま断罪されて一人で人生に放り出されて途方に暮れることになる。
ヒトラー・ユーゲントですよ。ジョジョ・ラビットだよ。
他者に応えるのではなくて、自分の根拠を持ってその軸に則って生きるということが出来ないと、こういうことになってしまう。
そしてそれが、サラリーマン社会、小役人社会っていう、この小人の国の典型だよね。
これはホント、可能な限り早く気づいてちゃんと物を考える習慣と、自分の根拠を作り上げた方がいいよ。
れなちくんも30前にこういう機会に接したのは良い転換期なんだと思う。
アベマやFトウさんで権威主義のお先棒を担いでここまで売れて来たけど、このままいっちゃうとエッフェル塔にたどり着いちゃうだろうから、その前にやり直すのが人生のためだよ。