客家拳への帰還と謎の二重らせん | サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ

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気持ちよく生きるためのライフスタイルとしての南派拳法(カンフー)蔡李佛拳とエスクリマ(フィリピン武術)ラプンティ・アルニス・デ・アバニコを横浜、湘南、都内で練習しています。オンライン・レッスン一か月@10000で行っております。
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 とうとう、師父から客家拳法を再び教わる日々が始まりました。

 私にこれを教えるのは15年ぶりだと、師父もしきりに感慨深げになさって居ました。

 そう。これは私が最初に教わった物です。

 三年教わったところで蔡李佛に移行して、以後勁が混ざって混乱しないようにずっと避けて来ていました。

 もともとは大師が発案されたことで、短勁と長勁は三年は併習してはいけないとされていたのです。

 とはいえ、三年というのはどのくらいの基準なのでしょうか。

 果たして本当にいまの私は大丈夫なのでしょうか。

 そんな懸念もはらみつつも、久しぶりに初歩から教わったところ、これがしっくりくる。

 師父からも前よりうまくなっているとお墨付きをいただきました。

 これは間違いなく、五祖拳のおかげでしょう。

 この数年、南派の短拳である五祖拳を練習しているためだと思われます。

 そして、洪拳に太極拳。

 これらもまた効果があったものだと思います。

 共通して言えるのは、胴体部の功です。

 これを使うということを日常的に練習していたので、客家拳法の難題もある程度理解が出来たのだと思われます。

 これがどのくらい難題なのかといいますと、六勁と言って並行して六方向の勁を用います。

 一方向だけでも掴むのが難しかった時代に、これはまぁとても出来たことではありませんでした。

 さらにこの六勁、どのようにそれをなすのかと言えばまず二軸を使ってさらにそれを別々の方向に同時に螺旋に用い、さらに中心の丹田に重心を落とすという、ものすごく一度にやることが多い構造になっています。

 ですので常に、体内で逆行する2つの力が作用しています。

 結果、翌日は両足が攣りそうになり、お腹も腹筋がこわばるという状態になりました。そりゃそうです。

 何もわからないうちは無知が理由でなめていましたが、これもまぁすごい拳法です。

 偏差で腸捻転など起こさないように気をつけながら取り組んでまいります。