マーク・ローレン先生のプログラムで行ったプッシュップのメニューが物足りなかったため、残った余力で次回に組むメニューのためのテストをしてみました。
プッシュ系で6~12レップスで効果を出すためには、ディップスで20出来てしまういまの私では種目を厳選しないといけません。
検討の結果、やはりハンド・スタンド・プッシュアップをすべきかと判断しました。
いわゆる逆立ち腕立て伏せです。
キャリステニクスのカリスマ、ポール・ウェイド先生のビッグ・シックスのメニューでもそのうちの一つがこれですし、マーク・ローレン式のトレーニング・メニューではこれは「プッシュ全てのビッグダディである」と紹介されています。
つまり、プッシュアップを進めて行ったならばいつかはたどり着く一大アイコンだと考えてよいでしょう。
なにより、少林拳の師父としては、やはり中国武術が大好きなこの練功法はやはりいつかは日常鍛錬にしてみたかったものとなります。
と、言う訳で今回挑むことにしたのですが、これをするのは30年ぶりくらいになります。
昔、現役で格闘技をしていたころは1回出来たかな。2回目は微動だにあがらなくなっていたように記憶しています。
当時はスタミナ、絞り方ともにいまとは比べ物にならないくらい身体能力がありましたが、単純な筋力で言うならばいまの方があるはずです。
とはいえ、長らくやっていないので怪我だけはしないようにと周りに座布団を並べてトライ。
比較的コントロールの利きやすいお腹を壁に向けたやり方でまずは挑戦してみました。
ローレン式ではこちらがピックアップされています。
手の付け方がこのやり方では安定しているのか、把力が使えて非常によく力が繋がりました。
ストロークをしても安心感があります。一回ごとにしっかりと胸に負荷が入ります。
まだ余力があったのですが、テストですので本番時の最低条件、6レップスだけやって終わりにしました。
次のセットではウェイド式の、背中を壁に向けたやり方で行ったのですが、こちらはしんどい。
ローレン式よりもずっと背中に負担がかかり、肩には危険なほどに荷重が感じられました。
結果、安全を維持できると感じた範囲内でストロークできたのはハーフまで。
なるほど、向きによってこんなにも効く場所や負荷が違う。
ウェイド式は、肩関節を傷める可能性が非常に高いことが体感できました。
そこで、次週の本番セットではローレン式で行うことに決めました。
ウェイド式では追い込むどころの話ではないからです。
そして、ウェイド式のやりかたは、補助トレーニングとして採用して下のレベルからハンド・スタンドをやってゆくことにしました。
翌日確認したところ、左肩は大結節に筋肉の痛みがあり、右肩はまた結節間溝に痛みを感じました。
これはケアをしながら育ててゆきましょう。
ハンド・スタンド・プッシュアップ、存分に堪能しました。
非常にクールなエクササイズです。
これからはしばらくこのやり方を追求してまいりましょう。