見習いルーシー修行の日々 | サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ

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気持ちよく生きるためのライフスタイルとしての南派拳法(カンフー)蔡李佛拳とエスクリマ(フィリピン武術)ラプンティ・アルニス・デ・アバニコを横浜、湘南、都内で練習しています。オンライン・レッスン一か月@10000で行っております。
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 チネイザンの講習が終わって、再びルーシーダットンの練習に入りました。

 毎日、朝一番に練習所に行き、門を開けて仏様にお祈りをしてから、足洗い場の準備をするのが私の仕事になってきてます。

 その後で、生徒の皆さんが来たら朝のルーシーダットンの先導をして、最後にマントラを唱えます。

 音痴なのでどうもこれが苦手であります。

 ルーシーダットン講師のレジデンスとしてこれらの一連のことをしているのですが、いやいや緊張します。それがなくなるまでやりつくさないと。

 朝のお役目が終わると、改めて自分の練習。

 合わせて90のポーズは通してやると約三時間ばかりかかる……。

 大変だ……。

 しかも今日は、昨日やったプリズナー・トレーニングの筋肉痛に響きます。

 特に肩の球体関節が危ない。こういうところはあまり負担をかけてはいけません。

 中休みの時に、ジャップせンという刺激の強い指圧を経験したのですが、いや肩へ施術は痛かった。

 ジャップせンは刺激が強すぎて、あまり何度も受けるとかえってダメージが来るという話があるのですが、それも納得の物でした。

 ルーシーダットンはそれらの物を自力で治すはずのもの。

 ゆっくりしっかり自力で調整してゆくのがいい感じです。

 初めにやったときは、いかんせん死ぬの死なないのの大けがを昨年膝にしていたので、床に座ったまま姿勢を変えるということ自体でひどく消耗していました。

 右ひざの関節に腫瘍が出来て結果内部の液体がふくらはぎに流れ出し、血管を圧迫して……という連鎖反応で右足はメチャメチャになっており、半年以上にわたって治療を受けていて、そろそろリハビリをしたいなとお医者の先生に言おうものならトンでもないと否定されていて、正座さえ許されていない状態でこちらに来ていました。

 いや、明らかに本当はいけないヤツですね。

 でもまぁ、だからこその出来ることと出来ないことが体で学べました。

 そしてたまたまなのですが、結果リハビリ的な効果があり、治療の安静のために固まっていた下半身の多くの関節が毎日の練習で少しづつ換骨されて行った気がします。

 特に過激なストレッチなどをしたつもりもないのですが、気づけばきちんと身体がその体にスライドしている。

 おかげで、武術の形に固まっていた身体がまた一段階前進したような気がします。