第21回東京セミナーが終わりました。
実は、終わってから、もう4日経つのに、まだ体調が悪い。
今朝も、眩暈のクスリを飲んで出勤。
ずうっと体調不良と闘わなければならないのかしら?
沖縄空手の形は、ナイファンチ(原型)、ナイファンチ初段、ナイハンチ全伝を除いて、
全ての形は、初動の一手で、前後、左右に半々で落ちます。
そのように見えなくても、身体内でそのような身体操作を行っています。
ここで勘違いしてはいけないのは、
ナイファンチ(原型)、ナイファンチ初段、ナイハンチ全伝を除いて、とは言っても、
半々で落ちる代わりに、前交差でも落ちて喉輪ですからね。
広背筋、大腰筋、腸骨筋を総動員して反射で動かし、
トルクで足を重くしている。これは、全て同じですからね。
ナイファンチを仲間外れにしていると思ったら間違いですよ。
平安初段と二段の話の続きです。
初段は、相手を引きながら結び立ち鉄槌、
二段は、一歩歩いて半身の撞木立ちで正拳突きです。
前回は、正中線を通って身体を薄く、薄く、
細い壁を擦り抜けるように薄く。
というところで終わりました。
初段は、右側交叉法に移りますが、ブライアン四段は、
ここでも左側の相手を掴んでトルクを掛け、右に運んでから交叉法してる。
って、エス隊長が言っていました。
ブライアン四段、恐るべし。読者諸兄も、そこを目指すべし。
二段は、殴った相手を掴んでトルクを掛け、引きずって持ち上げて、
一歩歩いて半身の撞木立ちで正拳突きです。
初段は、左右の鉄槌の後、右手で掴んだ相手に、
トルクをかけて引き付けながら、右膝蹴り、
膝蹴りして身体が沈んだ時には、腰は割れて左足が引かれています。
この時に、前後の半身になっていなくてはいけませんよ。
二段は、左側に左の正拳突きで左前の撞木立ち。
半身の状態で、背中が正面を向いています。
初段は、正面に投げます。
投げた後は、引かれていた左足が前の、半身の撞木立ちです。
撞木立ちは半身なんだから、半身半身言うな!
とお叱りを受けるかもしれませんが、しつっこく繰り返します。
平安の形は、半身を学ぶ形だからです。
ここで、しっかりと、撞木立ちと、正中線擦り抜け移動を学びましょう。
二段は、左正拳を打った相手を掴んで、正面に引き倒します。
左足前の撞木立ちです。半身の撞木立ちです。
ちょっとしつっこいデスネ?
さて、三歩前に出ますよ。
初段は、手刀打ち、手刀打ち、貫き手です。
撞木立ち、撞木立ち、撞木立ちです。半身のね。
現代空手経験者の諸兄は、思い出して下さい。
現代空手の手刀受けは、手刀を耳の方まで運んでから、出しませんでしたか?
沖縄空手の手刀打ちは、前の肘と後ろの肘を正中線で交差させます。
正中線を通って身体を薄く、薄く、
細い壁を擦り抜けるように薄く、薄く、を意識すると、
自然に手刀を打つ手の肘は、正中線を通って、
手刀は耳の辺りを通過します。
内回しのトルク、外回しのトルク、覚えてますか?
正中線にある肘を支点にして小指が、内から外に回転してトルクがかかります。
技は全てカウンター。覚えてますか?
引き手は、握っても開いても五月蠅く言いませんが、
引き手は、相手を掴んで引っ張っているか、
貫き手では掴んで押さえていることをお忘れなく。
二段は、前腕打ち、前腕打ち、前腕打ちですね。
しつっこいですが、半身の撞木立ち、半身の撞木立ち、半身の撞木立ちです。
細く、細く、細くです。
こちらも全て、掴んで引っ張りながらカウンターの前腕打ちです。
これを、現代空手風に上段受けと捉えると、身体に厚みが出てしまいます。
現代空手経験者の諸兄は、思い出して下さい。
上段受けだった時、先ず上の手で手刀を作って、肘を正中線に落とし、
落ちる上の手と、上段受けする下の手を、
正中線で交差させてから上げませんでしたか?
これをキチンと教わった流派には、正しく伝わっていたのですよ。
上段受けが、前腕打ちに変わりましたし、
前屈立ちが、半身の撞木立ちに変わりましたが、
正中線での交差と内から外に回転してトルクは変わりません。
撞木立ちは、
股関節の開きと肩甲骨の抜きによる深層筋からの真半身
ですからね。
またまた、長くなり終わりそうもないので、一旦ここで止めます。
初段と二段の三歩前進の続きは、次のブログで。
幸いにも、我々には、仲間も居るし、映像もあるので、
形の挙動を覚えている人に、チェックしてもらいましょう。
しかも、自分の映像を仲間に撮影してもらって、
自分でチェックすることも、可能です。
是非是非、縮こまった形から脱却して、
ダイナミックな形に修正しましょう。
お読みいただき有難うございました。
それから、
無想会会員諸兄には、謝っておきます。ゴメンナサイ。
今回の映像は、残念ながら、固定カメラ回しっぱなしなので、
良い映像は、撮れていないと思います。
しかも、眩暈が続いていて、編集作業ができません。
ブログは書けても、映像は観られません。
しばらく、文字で我慢してね。