第21回東京セミナーが終わりました。
実は、終わってから、もう4日経つのに、まだ体調が悪い。
今朝も、眩暈のクスリを飲んで出勤。
大丈夫か?オレ?
眩暈と風邪かなぁ?
終末には、同窓会、東京柏葉会があるし。
まあ、脳梗塞患者で、お酒を飲まないので、
会場に行けて、お金を払って、席につければ、
あとはなんとかなると思います。
さて、平安(ピンアン)の話です。
日本無想会は、太極をやらないので、
最初に、平安(ピンアン)、半身を学びます。
確か、太極の形は、船越義珍先生の三男、
船越義豪先生は考案した、三つの形です。
太極初段・二段・三段ですね。
糸洲安恒先生が考案した平安(ピンアン)初段~五段を、
さらに、初心者向けに、学びやすくした形です。
今野敏先生の『義珍の拳』を読んで、
沖縄空手に興味(関心)をもった南風は、
突きや蹴りも形で学べるかも?
と勘違いしていましたが、
そんなわけ無いか?
小説としては、素晴らしい小説ですけどね。
しかも、多分ですけど、この小説を読んで、
南風が沖縄空手に興味を持ったことを表明しなければ、
南風が新垣師範から連絡をいただくことは無かったわけですからね。
それは置いておいて、
突きや蹴りは、それ自体で鍛えるしかない。
形で学べるのは、組手です。
しかも、組手を学べる形は、組手に使える形を、組手に使える様に鍛錬する必要があります。
組手には使えない形を、組手と関係なく、稽古していた、南風の38年間を返して!
初心者の頃に指導者に騙されましたよ。
組手ばかり稽古している者より、形を稽古している者の方が、
最終的には強くなる。だから形の稽古は大切だと指導されました。
大嘘ですね。
形は、形試合の選手が、芸術点を競うために存在します。
それはそれで素晴らしい芸術ですが、
組手とは、何ら関係ありません。
ということで、気づいた時点で、沖縄空手に回帰しましょう。
さてさて、平安の形に戻りましょう。
今日のテーマは、平安は半身を学ぶ形です。
平安初段から五段の初動の一手は、左右に半々で落ちます。
最速の初動です。左右からみると半身の撞木立ちです。
初段と四段は、左側交叉法から始まりますが、
二段、三段、五段は、掴まれた手をトルクで引き剥がすところから始まります。
初段は、相手を引きながら結び立ち鉄槌、
二段は、一歩歩いて半身の撞木立ちで正拳突きです。
初段は、右側交叉法に移りますが、ブライアン四段は、
ここでも左側の相手を掴んでトルクを掛け、右に運んでから交叉法してる。
って、エス隊長が言っていました。
ブライアン四段、恐るべし。読者諸兄も、そこを目指すべし。
二段は、殴った相手を掴んでトルクを掛け、引きずって持ち上げて、
一歩歩いて半身の撞木立ちで正拳突きです。
二段の正拳突きの注意事項。
兎に角、身体を薄く、正中線を細く、
身体より細い隙間を擦り抜ける感じで、撞木立ちから撞木立ちになります。
この半身から半身への移動が超重要。
引き手の肘が正中線を通らなくてはいけません。これ大切。
肘を正中線に引き付ける(落とす)と、重力落下で一歩出た時半身になります。
新垣師範が、剣術用語から拝借したと言う、一重身(ひとえみ)の状態です。
偏身(ひとえみ)とか書いたり、片身(ひとえみ)と書いたりします。
これは、
股関節の開きと肩甲骨の抜きによる深層筋からの真半身
でしたね。
終わりそうもないので、一旦ここで止めます。
初段と二段の初動の続きは、次のブログで。
幸いにも、我々には、仲間も居るし、映像もあるので、
形の挙動を覚えている人に、チェックしてもらいましょう。
しかも、自分の映像を仲間に撮影してもらって、
自分でチェックすることも、可能です。
是非是非、縮こまった形から脱却して、
ダイナミックな形に修正しましょう。
お読みいただき有難うございました。
それから、
無想会会員諸兄には、謝っておきます。ゴメンナサイ。
今回の映像は、残念ながら、固定カメラ回しっぱなしなので、
良い映像は、撮れていないと思います。