4月28日(日曜日)、沖縄空手千葉稽古会の稽古の一部を公開します。
3月の稽古会の「手が先」が、
4月の稽古会で「手を先」になった話がこれ。
エス隊長は言います。
だから、八十一戦(パッサイ)の初動が最速。
ブライアン四段のパッサイの初動をみると、
右足を大腰筋で持ち上げ、
左足を腸骨筋で開きながら落としている。
股関節カックン(中折れ)で、開きながら落ちている。
そこに、「手を先」の喉輪がくる。
これが最速。
指をパッと開く。
指をクッと握る。
この早さに、股関節カックン(中折れ)の早さを合わせて、最速を出す。
指をパッと開くのが早いのは、理解できますよね。
指をクッと握るのは、屈筋が入るので、若干遅れるのでは?
この微妙な違いは、人間の身体の中で、
最も器用な手指を訓練して使用するということで許してください。
手指は、曲げる、伸ばすのアイソトニック(筋等張性)になりますけど、
前腕は、肘が落ちるだけで、アイソメトリック(筋等尺性)で張っています。
早いと速いの漢字の使い分けが微妙ですが、
出だしが早く、スピードも速い。
ということで許してください。
さてさて、もうお気づきの方も居ると思いますが、
これを視聴していただけましたか?
平安(ピンアン)初段、二段、三段、四段、五段の
ピンアンシリーズは、半々で落ちることで、
早さと速さを二分の一にしています。
早さは出だし、速さは到達距離ですぞ。
だから、八十一戦(パッサイ)の初動が最速ということは、
同じ身体操作の縦横の違いでしかありません。
パッサイのの初動は、ピンアンを縦に行っただけ。
ピンアンの初動は、パッサイを横に行っただけ。
ブライアン四段のパッサイの初動をみると、
右足を大腰筋で持ち上げ、
左足を腸骨筋で開きながら落としている。
股関節カックン(中折れ)で、開きながら落ちている。
そこに、「手を先」の喉輪がくる。
この最速の初動は、ピンアンの初動と同一です。
ピンアンを初心の形と侮ることなかれ。
ナカユクイが入りやすい面もありますが、
組手で使える最速を身に付けることが可能なのも、
ピンアンです。
ナカユクイの説明を書いたつもりで検索したらありませんでした。
消えちゃったかしら?
と思ったら、ひらがなで、
「なかゆくい」で発見しました。
ちなみにナカユクイは、相手を掴んでいる状態で一休み。
例えば、ナイファンチのナカユクイは、鉤突きの後、
掴んで相手に体重をかけて移動する時、
なんだそうですよ。
八十一戦(パッサイ)の初動が最速。
これが、エス隊長の「早さ」至上主義です。
お読みいただきどうもありがとうございました。