新垣師範の指導で、
「組手のスピードで形をやってください。」
「突きのスピードで形をやってください。」
「形は、始めから終わりまで一挙動です。」
などというのがありました。
また、形の稽古で、
「身体操作に拘った形と全速力の形を繰り返し稽古する」
などというのがありました。
こんな指導を真に受けた南風は、
実際に、フルスピードで形をできるように稽古しました。
結果的に、幾つかの形は、ある程度は、突きのスピードに
形のスピードを合わせられるようになりました。
とりあえず、初めから終わりまで連続動作で、フルスピードですから、
かなり速い感じに仕上がりつつありました。
これが、無想会の退会宣言につながるのですが。
決まったパターンを身体に覚えさせると、
形の順番は、無意識になります。
勝手に身体が動く感じです。
馬鹿のひとつ覚えで繰り返せばね。
それで、頻繁に変わる無想会の形にキレて、
退会宣言後、三年間全く、形の演武を行わなかった。
というわけで、また無想会に戻ってきて、
一から、順番を覚える(思い出す)ところから、
やり直しているわけなんですが。
その時点では、頭に血がのぼっていて、
動画に撮って残しておくなんて頭が、全くありませんでした。
ただ、プンプンしてただけ。
歳を取り、脳梗塞も発症し、
もはや二度とフルスピードの演武は出来なくなりました。
ホワイトボードの鏡に向かって、形の稽古をしていると、
まだ59歳で身体が動いていた時の
速い形は、もう出来ないのが残念に思います。
動画にでも撮って残しておけば良かったと思います。
現在、若い人たちが、気軽に動画を利用して稽古に役立てているのを見ると、
自分は、昭和な人間なんだと、時代遅れを感じます。
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