『看護学生のための社会福祉読本』の内容を一部公開しています。
『看護学生のための社会福祉読本』は、
「看護師国家試験」の「社会福祉士」と「介護福祉士」に共通する問題の解説
を文章化したものです。
この2022年版では、第94~111回の過去18年間の看護師国家試験問題の中から
「社会福祉士」と「介護福祉士」に共通する問題を約1400問選んで、それを解説し文章化してあります。
ですから、この本を一通り読むと、社会福祉士や介護福祉士と共通する過去18年間の看護師国家試験問題
約1400問を体験したことになります。
さらに、第100~108回の過去9年間の保健師国家試験問題990問のうち
統計学の計算問題等を抜いて800問程度、文章化して加筆してあります。
「看護師国家試験」と「保健師国家試験」の受験生の方に活用していただけると嬉しいです。
今回のテーマは、「ADLとIADL、APDL」です。
ADLとIADL、APDL
ADL(Activities of daily living)は、「日常生活動作」という意味で「食事・排泄・更衣・整容・入浴・移動」などを言います。PT(理学療法士)やOT(作業療法士)などのリハビリ専門職は、これを「日常生活活動」と訳す場合があります。
動作は身体を動かす事で、活動は活き活きと行動する事ですから、
看護や福祉職とリハビリ職の違いが訳語に表れるのは面白いですね。
その他に、IADL(Instrumental activities parallel of daily living)「手段的日常生活動作」とAPDL(Activities parallel of daily living)「生活関連動作」という言葉が使われます。
二つの言葉は同じ意味ですが、IADLは「洗濯機を使用して洗濯・電話の使用・交通機関を利用して外出・金銭を管理して買物・薬を管理して服用」など、APDLは「調理・掃除・洗濯・買物・電話の使用・交通機関の利用・金銭管理・服薬管理」など、訳語のニュアンスが若干違います。
「社会福祉士正誤ポイント」と『看護学生のための社会福祉読本』の
販売サイトが変更になりました。
こちらで購入してください。
https://southernwind.stores.jp/