今回のテーマは、「日本の人口」です。 | 南風のブログ

南風のブログ

脳梗塞患者で闘病生活中です。
介護福祉士国家試験受験指導始めました。
社会福祉士国家試験受験指導やってます。
看護学生のための社会福祉読本作成してます。
沖縄空手道無想会世話人に復帰しました。
https://southernwind.stores.jp/

『看護学生のための社会福祉読本』の内容を一部公開しています。

『看護学生のための社会福祉読本』は、

「看護師国家試験」の「社会福祉士」と「介護福祉士」に共通する問題の解説を文章化

したものです。

この2022年版では、第94~111回の過去18年間の看護師国家試験問題の中から

「社会福祉士」と「介護福祉士」に共通する問題を約1400問選んで、それを解説し文章化してあります。

ですから、この本を一通り読むと、社会福祉士や介護福祉士と共通する過去18年間の看護師国家試験問題

約1400問を体験したことになります。

さらに、第100~108回の過去9年間の保健師国家試験問題990問のうち

統計学の計算問題等を抜いて800問程度、文章化して加筆してあります。

「看護師国家試験」と「保健師国家試験」の受験生の方に活用していただけると嬉しいです。

 

今回のテーマは、「日本の人口」です。

 人口には、人口静態(せいたい)と人口動態があります。一時点において観察された状態を人口静態と言い、出生、死亡、婚姻、離婚等の事象から観察された状態を人口動態と言います。人口静態統計のもとになる調査は国勢調査です。

 日本の人口には、外国人を含めた総人口と日本人人口とがあります。これらは、国勢調査と人口動態統計などの資料に基づく推計です。日本の人口とは、普通は総人口のことを指します。

総人口のピークは2007(平成19)年から2010(平成22)年ぐらいで1億2千8百万人ぐらいです。その後、減少に転じ、2021(令和3)年に1億2千5百68万人でした。

 第二次世界大戦で、日本が最後に行った戦争は、アメリカ合衆国側から「太平洋戦争」、日本側から「大東亜戦争」と言います。日本は、この最後の戦争に負けました。従って、日本側からの呼称は歴史上から削除されました。ですから「大東亜戦争」などという言葉は、皆さん聞いたことがないと思います。1945(昭和20)年8月のことです。正式には、ポツダム宣言受諾の降伏文書に調印したのは9月になります。

 この8月または9月の時点を終戦と言います。ここを境界として時代を前後に分け、戦前、戦後という言い方をします。終戦の時点での人口は、7千2百14万人でした。

 この戦争は、人材も物資も総動員体制で、特に若い男性はかり出されました。終戦を迎えて、戦争にかり出されていた若い男性たちが、復員してきます。

 当時の風習では、適齢期の男女は、結婚するのが普通でしたので、その男性たちと銃後(戦場の後方)を守っていた女性たちが結婚します。結婚した男女から赤ちゃんが産まれます。

 1947(昭和22)年、1948(昭和23)年、1949(昭和24)年の三年間を、第一次ベビーブームと言います。その時に産まれた世代を、団塊の世代、第一次ベビーブーマーと言います。

 人口には、自然増減と社会増減があります。出生者数から死亡者数を引いた数値を「自然増減」入国者数から出国者数を引いた数字を「社会増減」といいます。2021(令和3)年の日本人の出生数は約81万2千人で、死亡者数は約144万人です。この場合、日本人の自然増減は、約62万8千人減少ということになります。

 2025(令和6)年には、日本の人口の三分の一が65歳以上の高齢者になり、75歳以上の後期高齢者の数が、2,000万人を超える見込みです。日本の人口は、2040年には1億1千万人を下回り、2053年には1億人を下回り、2065年には9000万人を下回ると予想されています。

 

ショップが変更になりました。

下記のリンクをクリックしてください。