イタリア映画 『レオナルド・ダ・ビンチの生涯』 ルネサンスを代表するダ・ビンチを描いた作品! | 人生・嵐も晴れもあり!

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レオナルド・ダ・ビンチの生涯

(原題: La Vita di Leonardo da Vinci

 

The Life of Leonardo Da Vinci (TV Mini Series 1971) - IMDb

 

 

1971年公開。

イタリアの天才・ダ・ビンチの生涯を詳細にわたって描いた記念映画。

 

現時点で、5編に分けてYouTubeにアップされている映像(英語吹き替え版):

 

 

 

 

 

 

 

 

監督:レナート・カステラー二

 

キャスト:

レオナルド・ダ・ヴィンチ:フィリップ・ルロワ


ロドヴィコ:ジャン・ピエロ・アルベルティーニ
ベアトリーチェ:オッタヴィア・ピッコロ
ミケランジェロ;ブルーノ・チリーノ
メルツィ:カルロ・シモーニ『
ナレーター:ジュリオ・ボセッティ

 

Leonardo: The story of a genius in his prime | Royal Television Society

 

あらすじ:

(第1話)

1452年、フィレンツェの近郊の村で、公証人・セル・ピエトロの庶子としてレオナルドは生まれた。

14歳の時、フィレンツェに出て、イタリア・ルネサンス期の画家、彫刻家、建築家として有名なヴェロッキョの門下に入った。

6年の徒弟期間ののち、独立したレオナルドは、師・ヴェロッキョの『キリストの洗礼』の中の天使を描き、師に筆を折らせるほどの出来栄えであった。

一方、レオナルドは、解剖学を始めとして様々な科学の研究にも没頭し、創作活動は停滞した。

その頃、レオナルドは匿名の手紙で裁判にかけられ、次第にフィレンツェが息苦しくなり、ミラノに向かった。

(第2話)

1482年、30歳を過ぎたレオナルドは、ミラノに移住。

当時、ミラノ公国の摂政だったイル・モーロに仕え、先代のミラノ公・フランチェスコ・スフォルツァの騎馬像の制作に取りかかった。

翌1483年、聖フランチェスコ教会から祭壇画『岩窟の聖母』の注文を受けるが、完成までに10年の年月がかかった。

この間、レオナルドはイル・モーロの宮廷にあって立派な宮廷人として公に仕えた。

その一方で、解剖学などの科学の研究にも没頭した。

1490年、ミラノの君主・ジャン・ガレアッツォとナポリ王の娘・イザベッラの婚礼に際して、一大スペクタクル『天国の祭典』の総監督になり、万人の耳目を驚かせた。

1489年に完成したスフォルツァの騎馬像の石膏模型が完成し、ミラノ市民に公開された。

翌年、通称「サライ」と呼ばれる10歳の少年・ジャコモがレオナルドの内弟子となった。

ジャコモは、モノは盗む、嘘はつくという少年だったが、レオナルドはこの少年を盲愛した。

(第3話)

レオナルドは、ミラノで20年過ごした。

その間、サンタ・マリア・デッラ・グラツィエ修道院の食堂に『最後の晩餐』を描いた。

その後、ヴェネツィアに移動し、潜水艦や潜水具の発明に専心した。

この時レオナルドは、50歳になっていた。

(第4話)

1501年、レオナルドはフィレンツェに戻った。

彼と前後して、ミケランジェロもフィレンツェに戻り、ふたりの間に反目が生じた。

フィレンツェ政庁の大広間の壁画を依頼され、ミケランジェロとの競作となったが、結局、壁画は未完のままとなった。

1505年頃には鳥の飛翔の研究を始め、空飛ぶ機械を発明した。

彼の傑作『モナ・リザ』が完成したのは、この頃であった。

1506年、ミラノのフランス総督ダンボワーズの招きを受けた。

(第5話)

当初3か月の約束だったミラノ滞在は、フランス国王ルイ12世の要請によって、数年に及んだ。

1511年、パトロンのダンボワーズが死去し、次いでフランス軍がミラノから撤退し、再びスフォルツァ家が君臨することになった。

これを機会に、レオナルドはローマに移り、教皇レオ10世の弟・ジュリア―ノ・デ・メディチの庇護を受けた。

1515年、フランスではルイ12世が死去し、フランソワ1世の時代となった。

その幼年、フランソワ1世の招きでフランスに赴いたレオナルドは、アンボワーズ近郊クルーの城館と多額の年金を与えられ、厚くもてなされた。

1519年4月23日にレオナルドは遺言状を作成してから9日目にの5月2日、フランスで客死した。

 

 

コメント:

 

レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯にわたる出来事を映像化した作品。

1972年、モンテカルロ国際テレビ祭金賞受賞作品。

テレビでのみ公開されたドキュメンタリー風映画である。

 

監督は、レナート・カステラー二。

この人は、『ロミオとジュリエット』で第15回ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞を受賞した。

 

フィリップ・ルロワはフランスの俳優でありながら、イタリアに招かれてレオナルド・ダ・ヴィンチを演じ、絶賛された。

1972年にNHK総合テレビで5話にわたり放映された。

後年、リマスター映像版で『ダ・ヴィンチ ミステリアスな生涯』としてDVD化された。

だがこのDVD版は何箇所か映像カットされ、NHKで放映されたものとは吹替も異なる。

 

La vita di Leonardo Da Vinci - Episodio 5 (Episodio Serie 1971) -  TeaserVision

 

 

現在NHKで販売しているDVDは以下の通り:

 

ダ・ヴィンチ ミステリアスな生涯 DVD-BOX

 

 

イタリア放送協会が制作し、NHKで放映された傑作ドラマ!!
レオナルド・ダ・ヴィンチの数奇な生涯を描いたドキュメンタリードラマの決定版!!


★第30回ゴールデン・グローブ賞TVスペシャル部門最優秀作品賞受賞!!
★監督はカンヌ映画祭でグランプリに輝いたイタリアが生んだ巨匠 レナート・カステラーニ!!
★NHKやCSで何度も放送された傑作ドキュメンタリードラマ!!