女の園・宝塚におけるイジメを特集しています。
1981年に、黒木瞳が受けた「いじめ」とは何だったのか?
黒木瞳は、1981年に67期生として月組の娘役として入団した。
入団2年目で月組のトップスター大地真央の相手役に抜擢され、トップ娘役へと異例の出世を果たした。
だが、スピード出世のため、周囲から嫉妬されて陰湿ないじめを受けていたという。
本人曰く、学校・劇団の規則や人間関係の厳しさは「慣れれば大丈夫だった」という。
すでに大女優となった今、宝塚でのイジメについて、具体的な内容を口外するようなことはしていない。
さすが大女優は違う。
だが、黒木のいじめ体験は、団員だけでなくファンからの嫌がらせもあったようだ。
「楽屋入りのとき、“ファンです。がんばってください。これ、食べてください”。女の子がふたり、私に手渡してくれたサンドウィッチ(中略)一口食べたら、“ジャリ”と口の中で音がした。サンドウィッチにたくさんの砂が入っているのだと理解できるまで、二秒」
トップ男役の大地真央のファンからも嫉妬され嫌がらせを受けていたようだ。
これはトップスターの相手役として逃れられない宿命かもしれない。
とにかく、日本は陰湿で、こういう傾向はこれからもずっと続くのではなかろうか。