イギリス原作のファンタジー映画 「ホビットの冒険」 トールキン原作のファンタジーを初映像化! | 人生・嵐も晴れもあり!

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「ホビットの冒険」

(原題:The Hobbit)

 

Watch The Hobbit (1977) | Prime Video

 

「ホビットの冒険」 プレビュー(英語)

 

1977年11月27日公開。

ファンタジー小説「ホビットの冒険」の初の映像化。

日本では公開・ビデオ発売ともになし。

上映時間:78分。

 

原作:J・R・R・トールキン 「ホビットの冒険」

脚本:ロメオ・ミュラー 

監督:窪詔之

 

出演者(声):オーソン・ビーン ジョン・ヒューストン リチャード・ブーン オットー・プレミンジャー

 

キャスト:

オーソン・ビーン – ビルボ・バギンズ
リチャード・ブーン – スマウグ
ハンス・コンリード – トーリン・オーケンシールド
ジョン・ヒューストン – ガンダルフ / ナレーター
オットー・プレミンジャー – エルフの王
シリル・リチャード – エルロンド
セオドア兄弟 – ゴラム
ポール・フリーズ – ボンブール、トロール #1
ジャック・デレオン – ドワリン、フィーリ、キリ、オイン、グロイン、オリ、ノリ、ビフール、ボフール、トロール #2
ドン・メシック – ベイリン、ゴブリン、ロード・オブ・ザ・イーグルス、トロール #3
ジョン・スティーブンソン - ドーリ、吟遊詩人、グレート・ゴブリン
グレン・ヤーブロー – ザ・バラディア
Thurl Ravenscroft – ゴブリン(歌声)、バックグラウンドボイス

 

The Hobbit (1977) Trailer - YouTube

 

あらすじ:

ホビット族のビルボ・バギンズという男は、ホビット村の袋小路屋敷で平穏に暮らしていた。

ある日、魔法使いのガンダルフはトーリン・オーケンシールドが率いる13人のドワーフを連れてビルボの前に現れる。

夕食の席で彼らはビルボたちを家に招き入れ、夕食を食べ、音楽を演奏する。

すると、音楽の魔法により、ビルボは突然冒険に憧れるようになる。

ドワーフたちの現在の境遇やこれからの冒険について聞いたビルボは、邪悪な竜スマウグに奪われたエレボールのはなれ山の王国と財宝を奪回する遠征に加わることになる。

ドワーフの一行は森で遭遇した3人のトロルに捕らえられてしまうが、ガンダルフの魔法でトーリンたちを石に変え、ビルボは岩屋で発見した財宝の中からエルフの短剣を入手する。

ガンダルフは、はなれ山の地図とトーリンの父から渡された鍵を持っていて地図には秘密の通路の場所が記されていると話し、一行は裂け谷リーヴェンデルのハーフ・エルフのエルロンドを訪れる。

地図には月の光を照らした時に浮かび上がる月光文字で王国への裏口の場所が記されていた。

霧ふり山脈で雷雨から逃れ洞窟へ避難したトーリン一行はゴブリンに捕らえられてしまうが、ガンダルフがグレートゴブリンを倒して救出し、ゴブリンから逃げる途中で地下湖に落ちたビルボは暗闇で光る指輪を発見、地下湖で暮らすゴラムと出会いなぞなぞ対決をする。

指輪を失くした事に気づいたゴラムはビルボが盗んだのではないかと疑い、指輪をはめると姿を消せる事を知ったビルボはゴラムの追跡を逃れガンダルフやトーリン一行と松林で再会する。

そこでゴブリンとワーグの群れの襲撃に遭った一行は木に登って難を逃れ大鷲たちによって救出され闇の森に逃れる。

魔法使いの会議に出席するガンダルフと別れたトーリン一行は巨大な蜘蛛に捕らえられビルボは指輪をはめて蜘蛛を撃退、さらにドワーフたちは闇の森のエルフに捕まりエルフ王スランドゥイルはトーリンが何かを隠しているのを見抜き地下牢に閉じ込めてしまう。

指輪の力で姿を消したビルボは地下牢の鍵を盗み出してドワーフたちをぶどう酒の樽に隠し川へ流す。

樽に隠れてエスガロスに流れ着いた一行は住民の歓迎を受けエレボールのはなれ山に向かい地図に月光文字で書かれていた裏口を発見、ビルボが指輪を使ってスマウグの眠る宝物庫へ降りる。

目覚めたスマウグはビルボの臭いに気がつきエスガロスから財宝を盗みに来たと考え、ビルボはスマウグとの会話の途中で左胸の穴を発見し火傷を負いながらもなんとか逃げ出し、激怒したスマウグはエスガロス襲撃に飛び立つのであった。

 

1977's The Hobbit Showed Us the Future of Pop Culture | Tor.com

 

コメント:

 

トルーキンのファンタジー小説「ホビットの冒険」のアニメ化。

魔法使いに誘われて、黄金を取り戻す旅に出かけるホビット族のビルボと仲間たちの冒険を描く。

 

ホビット族のビルボのもとに魔法使いのガンダルフが13人のドワーフを連れてきた。

(ドワーフというのは、人間ではない別の種族らしい)

彼らはビルボを遠く霧に囲まれた山向こうに住む悪竜スモーグから黄金を取り戻す旅に誘う。

旅だった一行は途中で巨人、ゴブリン、大グモら様々な障害に出会う。

その途中ではぐれてしまったビルボは、はめると姿が消える不思議な指輪と出会う…。

 

A review of the 1977 Rankin Bass Hobbit

 

監督は日本人の窪詔之。

1977年11月27日アメリカのNBCネットワークで放映された。

アニメーション制作は日本のトップ・クラフトが担当している。

 

J・R・R・トールキンの処女長編で「指輪物語」の原型となった「ホビットの冒険」を、日米合作でテレビ・アニメーション・スペシャルとして製作したもの。

アメリカではNBCネットワークで放映されたが、日本では試写会のみに終わった。

劇場公開する予定だったらしいが。

 

Beautiful Art From the Original 1977 Animated Adaptation of THE HOBBIT —  GeekTyrant

 

アメリカのランキン・バス・プロダクションが製作・監督・脚本・キャラクター・デザイン・音楽・美術等を行い、日本のトップクラフトがアニメーションや背景の作画や撮影を担当したために、今までにないタッチの作品が出来上がった。

 

全体のイメージは完全に海外作品なのに、キャラクターの動きは日本の「アニメ」的で、アニメーションに対するセンスや考え方の違いがはっきり解ってなかなか面白いという評価をされている。

 

この映画は、日本では全く入手できない。

 

YouTubeには、18分割したものがアップされていて、それを無料で連続視聴することが可能。

ただし、2か所欠損があるようなので全部視聴することは出来ない。