イギリス映画ベスト100 第50作 「ホット・ファズ」 イギリス風「リサール・ウェポン」か? | 人生・嵐も晴れもあり!

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「ホット・ファズ・俺たちスーパーポリスメン!」

(原題:Hot Fuzz

 

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「ホット・ファズ・俺たちスーパーポリスメン!」予告編

 

2007年2月14日公開。

バディ刑事もののコメディ。

興行収入:$80,573,774。

 

脚本:エドガー・ライト、 サイモン・ペッグ 

監督:エドガー・ライト

 

キャスト:

  • ニコラス・エンジェル巡査部長: サイモン・ペッグ
  • ダニー・バターマン巡査: ニック・フロスト
  • フランク・バターマン警部補(署長): ジム・ブロードベント
  • サイモン・スキナー: ティモシー・ダルトン
  • アンディ・ワインライト刑事: パディ・コンシダイン
  • ケネス警部: ビル・ナイ

 

Where was Hot Fuzz filmed? | CN Traveller

 

あらすじ:

生まれも育ちもロンドンのニコラス・エンジェル巡査(サイモン・ペッグ)は、大学を主席で卒業したエリート警官。

首都警察での検挙率はナンバー1、ここ一年で9回の特別表彰を受けた。

ところが、彼はその優秀すぎる能力ゆえに組織内で妬まれ、地方へと左遷されてしまう。

配置先のサンドフォードは、犯罪が全く無いイギリス一安全ともいわれている田舎の村だった。

園遊会警備や近所の集会主流の仕事の中、エンジェルはなかなか自分の状況に馴染めないでいた。

エンジェルは、警察署長フランク・バターマン(ジム・ブロードベント)の息子の若手警官ダニー(ニック・フロスト)とコンビを組まされる。

しかし、トロくてお人好し、大の警察映画マニアのダニーとは上手くかみ合わず、エンジェルは全てに戸惑っていた。

ある日、村を揺るがすような不気味で残虐な事件が発生。

状況から明らかに犯罪と確信したエンジェルは、ロンドン時代の方法でダニーと共に捜査を始める。

捜査を進めていくうちに、この村は見た目通りののどかな村ではないと感じ始めたエンジェル。

その後も次々と残虐な事件が続くが、ほかの警察署員はただの事故と言うばかりで、積極的に動こうとしない。

そんな中、エンジェルは村を支配しているカルトな武装老人集団の存在を知り……。

 

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コメント:

 

ロンドンのエリート警官が異動先で起こった事件を捜査するアクション・コメディ。

 

原題が「Hot Fuzz」。

「fuzz」はイギリス英語のスラングで「警察」という意味で、「Hot Fuzz」は凄い警察という意味らしい。

 

ロンドン警視庁のニコラス・エンジェルは、大学と警察学校でトップの成績を残し検挙率もトップのエリート警察官。ところが余りの有能さゆえに上司や同僚から妬まれ、田舎町サンドフォード(架空の町)に左遷させられてしまう。

ほとんど犯罪など起こらないサンドフォードでニコラスを待っていたのは、呑気でいいかげんな仲間たちと共に退屈な仕事に従事するばかりの日々。警視庁本庁と同じ調子で四角四面に働く彼は周囲と馴染めず、ここでも浮いた存在になっていく。

ある日、自動車死亡事故が起き同僚たちが粛々と後処理をする一方でニコラスは不可解さを隠せずにいられなかった。町ではその後も、邸宅がガス爆発で丸ごと消し飛ぶ、古い教会の外壁が崩れ落ち人の頭を直撃するなどの事故が発生する。

ニコラスはこれらのことを意図的な殺人事件と目論んで調査を進め、町の有力者や有志たちによる団体「近隣監視同盟」が彼らが町の品位を落とすと見なした人物の殺害を続けていたことを知る。

法を無視する監視同盟の存在に怒ったニコラスは銃器で武装をし、同じく武装した監視同盟のメンバーたちとアクション映画さながらの銃撃戦の末に一網打尽にする。

これで名を高めたニコラスは、本庁への栄転を打診されたが断りサンドフォードでの勤務を続ける。そしてアクション映画のようにパトカーを操っているシーンで物語は終わる。

 

 

 

イギリスのゾンビ映画のパロディといえば、大ヒットした『ショーン・オブ・ザ・デッド』。

この映画で一躍注目された監督・エドガー・ライトと役者のサイモン・ペッグが、その後選んだ題材がバディ刑事モノの本作だ。

 

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン! / Hot Fuzz | すばらしくてNICE CHOICE

 

サイモン・ペッグ扮する主人公のニコラスは、優秀でカッコよすぎる仕事ぶりが上司や同僚の嫉妬と反感を買って、首都ロンドンからサンフォードという田舎町へ左遷されてしまう。
舞台となったサンフォードというのは、「ベスト・オブ・平和な町」に選ばれてるほどのイギリス南西部の長閑な町。
ここ数年、事件らしい事件が起きないので、警察署員はずっとヒマしてる。
だけど、のっけからなんか胡散臭いのだ。
ニコラスはそれを動物的な勘でしっかり感じとっている。

 

ホット・ファズはどこで撮影されましたか? - 映画

 

舞台となった田舎町サンドフォードというのは架空の町で、実際のロケ地はライト監督の故郷であるイングランド南西部のサマセットのウェルズという場所だという。


この映画は、爆笑ネタ、脱力ギャグも相変わらずちりばめられているが、本筋はしっかり“刑事モノ”してるのだ。


ザクザクとしたカット割りや、物々しい効果音も、いかにも刑事アクションという感じだ。

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監督のエドガー・ライトは、この映画を「リサール・ウェポン」のサマセット版だと呼んでいたようだ。

 

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