日本の文芸映画 藤沢周平「橋ものがたり 小ぬか雨」 北乃きい・永山絢斗主演作品! | 人生・嵐も晴れもあり!

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「橋ものがたり 小ぬか雨」

 

小ぬか雨 | カルチュア・パブリッシャーズ|CULTURE PUBLISHERS

 

「橋ものがたり 小ぬか雨」 予告編

 

2017年12月13日公開。

時代劇専門チャンネルのオリジナル作品。

 

原作:藤沢周平「小ぬか雨」

脚本:中村努

監督:井上昭

制作:時代劇専門チャンネル/スカパー!/松竹

 

キャスト:

北乃きい:おすみ

永山絢斗:新七

本田博太郎:安五郎

 

藤沢周平の名作『小ぬか雨』を北乃きいと永山絢斗が熱演 (2017年12月26日) - エキサイトニュース

 

あらすじ:

早くに両親を亡くし、娘らしい楽しい思い出もないまま育ってきたおすみ。

伯父にまかされた履物屋でひとりで暮らす彼女は、自分の意思とは関係なくがさつな職人・勝蔵との縁談も決まり、人生に希望を抱くこともない日々を送っていた。

ある夜、おすみの家に「ケンカをして追われているのでかくまってほしい」と若い男が突然逃げ込んできた。

小奇麗な身なりをしたその男は、おすみを「お嬢さん」と呼び、その響きにおすみは心の揺らぎを感じていた。

新七と名乗るその男を信用し、かくまうことにしたおすみだったが、実は新七が人を殺して追われている身であることを知る。

 

北乃きいマネージャー on Twitter: "北乃きい出演情報 10/22(日)18:00- BSスカパー!にて「小ぬか雨」O.A.です。  北乃の初の時代劇、是非ご覧ください♪ https://t.co/AqPuh8hNS6 マネージャーB https://t.co/4zNt6jstvl"  / Twitter

 

コメント:

 

時代劇専門チャンネルが藤沢周平の小説を映像化する「藤沢周平 新ドラマシリーズ」の第2弾。

 

橋ものがたり 元版(藤沢周平 著) / 麦の秋書房 / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」 / 日本の古本屋

 

短編集「橋ものがたり」に収められている一編「小ぬか雨」を映画化。

「眠狂四郎」「座頭市」などを手がけたベテラン井上昭のメガホンで映像化。

脚本は「座頭市」テレビシリーズや高倉健の「夜叉」「あ・うん」などを手がけた中村努。

おすみ役を北乃きい、新七役を永山絢斗がそれぞれ演じる。

 

訳ありの逃亡者を匿う女。

逃亡者の男がどんな罪を犯したのかも徐々に分かってくる一方、女もあまり幸せでない身の上であることが知れてくる。

橋ものがたり 小ぬか雨の作品情報・あらすじ・キャスト - ぴあ映画

1時間あまりの中に、男と女のいっときの情愛と別れを大映プログラムピクチャーを支えた監督らしく、井上昭が細やかに描いている。

 

常識的に見たら何でこうするのかというストーリーなのだが、これが実は現実に起きている事件なのだ。

こういう時代小説こそ、藤沢周平が最も得意とするカテゴリーだ。

こういう非常識で、理不尽で、切なさだけが残る世界を書き続けたのが、藤沢周平だった。

このシリーズものが今後もずっと続くことを祈りたい。

 

偶然、罪を犯した男・新七役を演じた永山絢斗が、つい最近、自身も罪を犯し、警察に逮捕された。

人を殺したわけではなく、大麻の使用・所持という軽い罪だったので、執行猶予3年という判決になったが。

なかなか存在感のある良い演技をする役者なので、今後は真面目に俳優業に専念し、また藤沢作品に出演してほしいものだ。

 

この映画は、時代劇専門チャンネルで動画配信中: