柴咲コウの映画 「着信アリ」 着信音を聞いた人が次々と怪死するホラー映画! 柴咲コウ主演!  | 人生・嵐も晴れもあり!

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「着信アリ」

 

着信アリ の映画情報 - Yahoo!映画

 

「着信アリ」 予告編

 

2004年1月17日公開。

着信音を聞いた人物が次々と謎の怪死を遂げる心霊ホラー。

奇才・秋元康原作ホラーの映画化。

興行収入:15億円

 

原作:秋元康「着信アリ」

脚本:大良美波子

監督:三池崇史

 

キャスト:

中村由美 - 柴咲コウ/子供時代:山田さくや
 
山下弘 - 堤真一
水沼菜々子 - 清水聖波
丘 - 岸谷五朗(特別出演)
土屋里奈 - 伊藤かな
山下律子 - 竹花梓
岡崎陽子 - 永田杏奈
河合ケンジ - 井田篤
小西なつみ - 吹石一恵
水沼美々子 - 大島かれん 
 
天道白水 - 花木薫
藤枝一郎 - 松重豊
水沼マリエ - 筒井真理子
本宮勇作 - 石橋蓮司

中村由美役の柴咲コウが北海道で経営者に?映画『着信アリ』 - AKIRAの映画・ドラマブログ


あらすじ:

この世に恨みを残して死んだ女の霊が携帯電話を通じて伝播し、その死の予告メッセージを受けた者が怪死する事件が発生する。親友・なつみ(吹石一恵)を亡くした女子大生・由美(柴咲コウ)にも、死の予告メッセージが届いた。

呪いの連鎖を食い止めるべく、同様にして妹を亡くしていた葬儀屋の山下(堤真一)と共に事件の真相を追うことにした由美は、やがて幼い娘を虐待死させた水沼マリエ(筒井真理子)という母親の存在を知る。

そして、廃病院で彼女の遺体を発見し霊を慰めた彼女は、死を免れたかに見えたが、実は呪いの発信源はマリエの娘・美々子(

大島かれん)であったことが判明する。

呪いは終わっていなかった。

それを報せに由美の部屋を訪ねる山下。

しかし、彼は美々子に憑依された由美に刺されてしまうのだった。

 

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コメント:

 

原作は、奇才・秋元康のホラー小説(角川書店刊行)。

角川書店のメディアミックス展開により、映画、漫画、テレビドラマなどで発表されている。

 

着信アリ(秋元康) : 角川文庫 | ソニーの電子書籍ストア -Reader Store

 

「リング」等に始まる邦画ホラーブームの流れに乗って作られた作品。

「リング」との違いは、携帯電話が怪死の媒体となっていること。

現代社会の必需品ともいえる携帯電話を題材にしており、死の予告電話がかかってきた人物がその予告通りに死を遂げるストーリー。

主人公はすべて女性であり、日本、台湾、韓国などを舞台にしている。事件を起こす人や死の予告電話の元凶を作る人はすべて虐待やイジメ、迫害などで理不尽に心や体を傷つけられた者で、互いに共鳴しあい、事件を起こす。

「ケータイ」と「女性虐待」をテーマにしてこんなホラーを世に出せたのは、まさに奇才・秋元康の才能によるものだ。

 

堤真一、柴咲コウといった人気俳優を使い、現代人の日常生活に欠かせない存在となった携帯電話に本人からの電話を受けた人間が死ぬというアイデアはなかなか斬新。

呪いの実態は意外性はなかったが、吹石一恵の死に方は「エクソシスト」の首が廻るシーンを彷彿させてかなり恐い。

 

ホラー映画が成功するか否かは、ストーリーと主役の演技力がカギを握る。

どれだけ怖いかを全身でいかに表現できるかが最重要である。

となれば、やはり柴咲コウの抜群の眼力と演技力にスタッフが目を付けたのは大正解だ。

彼女には、被害者にも加害者にもなり切れる卓越した度胸と憑依力があるのだから。

 

本作の続編として、『着信アリ2」(2005年)、『着信アリFinal』(2006年)も公開された。

ヒロインは、『着信アリ2』がミムラ、『着信アリFinal』が堀北真希と黒木メイサ だった。

 

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さらに、米国でも2008年に『ワン・ミス・コール』 (One Missed Call) というタイトルでハリウッド・リメイク版が公開されている。

 

 

 

大ヒットシリーズとはならなかったが、そこそこの興行成績だった。

こういう仕掛けをするのは、秋元康の得意とするところである。

秋元康は、本作の翌年の2005年からAKBビジネスを立ち上げ、歌謡界に一大旋風を巻き起こした。

ドラマや映画でも、毎年新企画で作品を世に出し続けており、最近では西島秀俊主演の『真犯人フラグ』というホラー系ドラマを6か月間連続で放送するという奇策を実行して話題となった。

今後の新たな作品が期待される。

 

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