松坂慶子の映画 「撃たれる前に撃て!」 田宮二郎が最高にダンディでキザなアクション映画! | 人生・嵐も晴れもあり!

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「撃たれる前に撃て!」

 

 

1976年6月26日公開。

田宮二郎のキザな刑事役が光るアクション映画。

 

監督・脚本:井上梅次

出演者:

田宮二郎、中丸忠雄 、山本陽子、松坂慶子、田口久美、磯野洋子、ジャネット八田、岡田英次、安部徹、金子信雄、内田良平、加島潤、速水亮 

 

 

あらすじ:

夜の繁華街で、男が派手に鉄砲を射ち、鉄砲店々主を人質にたてこもった。

そこへ、前科者にはコブラと呼ばれ恐れられている小村刑事(田宮二郎)が現われ、犯人・曽根に真向から襲いかかり、壮烈な死闘の末に捕えた。

だが、曽根は護送中に、何者かに射殺されてしまった。

曽根はヤクザ組織・東銀会のチンピラで、会長の篠山(内田良平)は、政界の黒幕といわれる郷田(安部徹)にも通じていた。

その頃、赤木検事(中丸忠雄)が妻の美代子(山本陽子)と外遊から帰って来た。

赤木は小村の犯人逮捕のやり方は警察にとって屈辱的だと怒った。

幼い頃、小村と一緒に育った美代子にとって、夫の小村に対する憎悪は身を切られるほどつらかった。

数日後、アジア経済開発公団企画課長の松田真一(加島潤)が、弟の謙作(速水亮)に殺された。

この事件を赤木が担当することになった。

実は、アジア経済開発公団総裁の工藤(岡田英次)と、理事の高山が、ボルネオ開発のために政府から二百億円の融資を受けたが、そのうちの百億円を郷田と組んでいる南太平洋観光社長・田島(金子信雄)が、不正使用していた。

この一件をかぎつけた松田真一は工藤を脅迫、なおかつ彼の娘の百合(松坂慶子)と結婚しようと狙っていたのだ。

一方、真一から強請られていることを知った工藤の妾の律(磯野洋子)は、彼を愛するが故に、香港から殺し屋を連れて来た。

その中の一人、李珮(ジャネット八田)は、かつて小村に姉を殺され、その仇を討つのも来日した目的の一つだった。

実は曽根殺しも李の仕事だったのだ。

小村の執念で、事件は徐々に解決していった。

工藤は遂に不正融資を自供、彼の悪事を知って律は自殺した。

やがて太平洋観光も強制立ち入り捜査され、郷田も逮捕された。

「悪事に原因を考える必要はない。金力でも権力でも暴力でも力で人の平和を乱す奴は皆悪党だ」そう言い残すと、小村は静かに去って行った。

 

 

コメント:

 

井上梅次が監督した田宮二郎のぶっ飛びアクション映画。

序盤のガラス突き破りでテンション上がる。

 

 

出てくる女優はみんな綺麗。

名うての検事・中丸忠雄の妻役になる山本陽子は当時34歳で、素晴らしい美人だ。

この頃の松坂慶子は、そんなにムチムチしていない上に、可愛すぎのお嬢様。

あのお上品で有名な磯野洋子が、アジア経済開発公団総裁の妾で、殺し屋を雇うという設定は驚きだ。

ジャネット八田の映像がエロい。

 

 

これは、ひたすら田宮二郎をカッコよくみせようとする映画だ。

怪しげなカンフー使いと徒手空拳で渡り合い、あらゆる美女に何度も「抱いて!」と懇願される田宮二郎。
とにかく田宮が思いっきりキザだ。

いまどき、こんなカッコいい役者はいない。
自殺した理由がわかるような気がするが、残念でならない。

 

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