三國連太郎の映画「釣りバカ日誌7」 妻・みち子役が浅田美代子に交代! 石田えりはなぜ降りた? | 人生・嵐も晴れもあり!

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「釣りバカ日誌7」

 

 

「釣りバカ日誌7」 予告編

 

1994年12月23日公開。

シリーズ第7作。

妻・みち子役が浅田美代子に交代。

 

脚本:山田洋次 、 高橋正圀 、 関根俊夫

監督:栗山富夫

出演者:

西田敏行 、 三國連太郎 、 浅田美代子 、 名取裕子 、 山岡久乃 、 寺尾聰 、 谷啓 、 加藤武 、 前田武彦 、 竜雷太


あらすじ:

鈴木建設社長の通称スーさんこと鈴木一之助(三國連太郎)は、福井県へ出張の折り、釣りの師匠である営業三課のダメ社員、通称ハマちゃんこと浜崎伝助(西田敏行)と連絡を取り合い、若狭湾で豪快なチヌ釣りを楽しんだ。
その時、偶然出会った美女・田上彩子(名取裕子)を2人は釣りに誘い、すっかり仲良くなる。
数日後、突然歯痛に見舞われた一之助はとっさに近くの歯医者に飛び込むが、そこに診察に現れた女医こそ彩子だった。
一之助は本格的に釣りを始めようかという彩子の釣り具を選んでやり、週末、一緒に釣りに行く約束をする。
その晩、伝助からも釣りの誘いがかかるが、その日は香港に出張だととっさに嘘をついてしまった。
その週末、予定通り彩子と船釣りに出た一之助は、そこで彩子から彼女は離婚して母(山岡久乃)と娘との3人暮らしをしていること、福井を訪れたのは別れた亭主(寺尾聰)に会うためだと聞かされる。
そんな時、運悪く伝助に出会ってしまった。
一之助の嘘に伝助は怒り心頭に達し、家に帰ってからも、一之助がいくら謝っても愛妻・みち子(浅田美代子)がいくら説得しても腹の虫はおさまらず、一之助に絶交を言い渡す。
売り言葉に買い言葉で一之助も開き直ってしまう。
それからしばらくして、重役陣を前に会議中の一之助のもとに、一通のファックスが届いた。
それは何と伝助からの辞表だった。
驚く重役陣を前に釣り仲間に裏切られた思いを切々と説く伝助。
とにかく社長として受理できないと一喝した一之助は、一計を案じ、メバル釣りの誘いをファックスで伝助宛てに送る……。
こうして2人はまた仲良くなり、彩子も元の亭主とヨリを戻すことになり、一見落着となるのだった。
 
 
コメント:
 
ゲストに名取裕子を迎え、越前・若狭のチヌ釣りを題材にした人情コメディの第7作。
スーさんが浜ちゃんを出し抜いて美女と釣りに出かけたことから、釣りバカ仲良しコンビが崩壊の危機に陥ってしまう。
東尋坊で出会った女性がたまたま歯科医でスーさんがこの歯科医と抜け駆けして釣りに行くのに浜ちゃんにウソをつく、というくだりである。確か原作にも似たようなエピソードがあったような気がする。
「釣りバカ日誌」の原作はまだまだ続き、テレビでもシリーズ化されているようだが、映画の釣りバカは、やはり名優西田敏行と三國連太郎の掛け合いが、不釣り合いなところが面白い。
 
 
浅田美代子がこの回からみち子さん役として参加している。
石田えりもマッチしていたが、美代ちゃんというと向田邦子原作の『時間ですよ』のあのイメージだ。
それがみち子さんにも合っていて、とても雰囲気は良い。
 
 
本作からハマちゃんの妻・みち子役が浅田美代子に交代となったのはなぜか。
その理由は下記の通りらしい(?):
 

石田えりは、なぜか7作目で、「釣りバカ日誌」シリーズから突如降板してしまった。

代わりにみち子さん役となったのは、当時は演技もラブシーンも心もとない浅田美代子だった。

その原因として伝えられているのが三國連太郎だという噂がある。

映画公開当時、すでに還暦を越えていた三國連太郎だったが、石田えりに、かつて愛した魔性の女・太地喜和子の面影を見たのか、猛然とアプローチしたというのだ。

しかし、石田えりはアッケラカンと無視したようだ。

すると、三國連太郎は、可愛さあまって憎さ百倍だったのか、制作サイドに圧力をかけて、石田えりを下ろしたという。

 

石田えり - 映画.com

 

実は、石田えりという女優は、超グラマー。

釣りバカシリーズでは見れないが、別の映画(たとえば『遠雷』)では、すばらしいバストを惜しげもなく披露しての濡れ場を演じているのだ。

何度も共演していれば、あの三國連太郎がそんな彼女の魅力に気付かないはずがない。

それほど肉感的で、男性を包みこむような魅力があったということだろう。

女の恨みは怖いというが、男の恨みも怖いということか。

 

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